1149 いつもROMで楽しませていだいてます。
近頃話題の北朝鮮のロケットについての質問です。
かの国が公開した映像では、打ち上げられたロケットは水蒸気を出していません。(発射台からの消音用水噴射による水蒸気はありますが)
となると、推進剤は何を使っていると思われるでしょうか?
やはり、ヒドラジン辺りになるのでしょうか?
がちょう

  1. 推進剤がなんであろうと、水蒸気は発生しますよ。

    水蒸気は相変化するので、見えたり見えなかったりします。

    「乾き度」で見てみてください。
    じゃま

  2. じゃまさん、そこは回答のポイントじゃないと思うよ。

    >水蒸気は相変化するので、見えたり見えなかったりします。

    水蒸気をもうもと上げてるロケットはなぜそう「見える」のか、
    北朝鮮のロケットはなぜそう「見えなかったりする」のか。
    っていいう話です。



  3. 片さん、ご指摘ありがとうございます。

    水蒸気が見えない理由

    1.排気直後のところが映っている。
     高温のため、排気ガス温度が高く、水蒸気がすべて気体なので、見えない。
     
     わたしたちの周囲の空気中にも水蒸気がありますが、見えない場合が多い。
    気温が露点以上で、水蒸気はすべて気体だからです。
    湿度が高い日でも、なんかうっとおしい、くらいですむ。

    赤外線以外は、水蒸気に吸収されず通過するから、水蒸気は見えない。

    お湯をわかすと、もうもうと白い湯気が出ますが、あれは水蒸気が周囲の冷たい空気に触れ、露点より下がって再び液化し、微細粒子群となって光を反射するから。

    これは湿り蒸気といって、見えない(気体の)乾き蒸気と区別します。
    うるさく言うと、湿り蒸気を含んだ空気を、わたしたちは見ている。

    水蒸気中の「気体の水蒸気」の割合が乾き度です。
    「蒸気線図」というものがあるから、機会があればごらんになってください。

    艦船やなんかの蒸気タービンは、あれをもとに設計しています。

    雲や霧もだいたい白いですね。
    黒い雲は、粒子の粒が大きくなっている場合です。
    水は光を屈折させるから、無数に重なっていると太陽光をさえぎってしまう。

    2.排出ガス中の水蒸気が少ししかない。
     燃料か、酸化剤の中に水素と酸素以外のものが、たくさん含まれている。

     がちょうさんの言及されている、ヒドラジンには、窒素N2が含まれている。過酸化水素との反応では、

     H2N2+H2O2→2H2O+N2-ΔE

    となる。
     排気ガスの3分の1モルが水蒸気ではない窒素であるから、見えない?
     燃料が炭化水素、たとえばケロシンだったりすれば、排気ガスの中に、二酸化炭素CO2が増えるから、もっと見えにくくなる?

     みなさんが飛行機に乗っているとき、エンジンが白煙を出したりはしないでしょう。
    酸化剤(空気)の中には窒素がモル79%もある。

    スペースシャトルが白煙をあげて発射されるのは、燃料と酸化剤が水素と酸素で、排気ガスがすべて水蒸気になって、しかもたくさんのカメラが待ち構えていて、冷えていくところまでテレビに映るから。

    北朝鮮では威勢よく飛ぶシーンだけ、ちょっとしか公開しないでしょう。
    あれが一番の原因じゃないでしょうか。

    水蒸気が発生しない燃焼反応はないですよ。

    じゃま

  4. じゃまさんは「文脈(コンテクスト)」まで読み取ることができるだけの国語力をまず身につけ直すことです。


  5. 片さん、ご指摘ありがとうございます。

    水蒸気が見えない理由

    1.排気直後のところが映っている。
     高温のため、排気ガス温度が高く、水蒸気がすべて気体なので、見えない。
     
     わたしたちの周囲の空気中にも水蒸気がありますが、見えない場合が多い。
    気温が露点以上で、水蒸気はすべて気体だからです。
    湿度が高い日でも、なんかうっとおしい、くらいですむ。

    赤外線以外は、水蒸気に吸収されず通過するから、水蒸気は見えない。

    お湯をわかすと、もうもうと白い湯気が出ますが、あれは水蒸気が周囲の冷たい空気に触れ、露点より下がって再び液化し、微細粒子群となって光を反射するから。

    これは湿り蒸気といって、見えない(気体の)乾き蒸気と区別します。
    うるさく言うと、湿り蒸気を含んだ空気を、わたしたちは見ている。

    水蒸気中の「気体の水蒸気」の割合が乾き度です。
    「蒸気線図」というものがあるから、機会があればごらんになってください。

    艦船やなんかの蒸気タービンは、あれをもとに設計しています。

    雲や霧もだいたい白いですね。
    黒い雲は、粒子の粒が大きくなっている場合です。
    水は光を屈折させるから、無数に重なっていると太陽光をさえぎってしまう。

    2.排出ガス中の水蒸気が少ししかない。
     燃料か、酸化剤の中に水素と酸素以外のものが、たくさん含まれている。

     がちょうさんの言及されている、ヒドラジンには、窒素N2が含まれている。過酸化水素との反応では、

     H2N2+H2O2→2H2O+N2-ΔE

    となる。
     排気ガスの3分の1モルが水蒸気ではない窒素であるから、見えない?
     燃料が炭化水素、たとえばケロシンだったりすれば、排気ガスの中に、二酸化炭素CO2が増えるから、もっと見えにくくなる?

     みなさんが飛行機に乗っているとき、エンジンが白煙を出したりはしないでしょう。
    酸化剤(空気)の中には窒素がモル79%もある。

    スペースシャトルが白煙をあげて発射されるのは、燃料と酸化剤が水素と酸素で、排気ガスがすべて水蒸気になって、しかもたくさんのカメラが待ち構えていて、冷えていくところまでテレビに映るから。

    北朝鮮では威勢よく飛ぶシーンだけ、ちょっとしか公開しないでしょう。
    あれが一番の原因じゃないでしょうか。

    水蒸気が発生しない燃焼反応はないですよ。

    じゃま

  6. すみません、二重投稿になってしまいました。
    じゃま

  7. 回答のポイントはそんなところにあるわけではなく、今回の北朝鮮のロケットがスカッド系であることから常温保存液体燃料である、ということは最初から前提としてあるわけで、その上で燃料と酸化剤は何なのでしょう、というあたりにあります。
    そして、回答は、前に海に落ちた同系のロケットの一部残骸を回収した韓国がそこに何を発見していたのか、というところにあります。


  8. コミニュケーションにはある程度ノンナラティブな部分があって、それでも意味が通じるのだとしたら、そこには暗黙の了解としてのコンテクストが存在しているからです。
    このサイトで話題にされるような分野のものには、ある程度の専門性が付きまといますから、しかるべく何らかのコンテクストが底流として横たわっていることが多いわけです。そうした共通認識にゆだねられている部分を共有できていないのならば、まずは、自分は今回は蚊帳の外にいるのだなと認識して、黙っていればよいのです。


  9. 蒸気線図とは、空気線図(湿り空気線図)の事でしょうか。
    まさに今勉強してる範囲と関係してるので参考にさせていただきました。
    質問と関係のない書き込みで申し訳ありません。
    みいつ

  10. がちょうさんは

    >水蒸気を出していません
    と書いています。

    がちょうさんは、水蒸気の問題についての答えを求めている。
    片さんは水蒸気の問題について、何も答えていない。

    だから、暗黙の了解とか、コンテクストとか言っているけど、書けるのは、スカッドだの常温保存だの、片さん個人のご存じのところだけである。

    水蒸気の問題についての、暗黙の了解やコンテクストはないようですね。

    >ある程度の専門性が付きまといますから

    片さんを含め、その専門性にはみなさん得意不得意な分野がある。
    「共通認識」とおっしゃるが、共通な認識なんてそんなにない。

    数学も物理も化学もやっていない人が突然飛び込んでくる。
    片さんもそうですね。

    以前、「重いものほど早く落下する」と書いた人がいましたが、そんな基礎的なことがらですら、共通認識は無い状況でしょう。


    じゃま

  11. ご回答ありがとうございます。
    私の言葉不足・語彙不足で混乱を招いてしまった事、お詫び申し上げます。

    「まぁ、わかるだろう」とロケットが出す煙状の物を「水蒸気」と表現した私のミスです。
    ・・・水蒸気が結露(との表現でいいのか自信無し)して、雲や霧の様に可視化したものは、何と呼べばいいんでしょう・・・

    今回の質問は・・・
    スペースシャトル等いままでの主流の燃料(推進剤と助燃剤)は水素と酸素で、それゆえ水蒸気(冷えて雲や霧の様に可視化した煙状の物)が大量に見える。
    例の国が公開した映像では、(加工された可能性はあるものの)「ほとんど」(「」内を訂正・追記させてください)見られない。
    となると、水素と酸素の様に大量に水蒸気を発生しない他の燃料なのか?
    という意図だったのです。

    片さま
    私の拙い文で意図を汲みとってくださり、ありがとうございます。
    まさに仰っしゃる通りで、汗顔の至りであります。
    ご回答の中に検索のヒントとなる言葉がありました。
    重ねて御礼申し上げます。

    混乱のお詫びに恥を晒すと・・・
    先の文で いままでの主流 という、微妙な書き方をしたのは最新のロケットはメインプースターも固体燃料らしいと、知ったからです。
    ニュースか何かで、固体燃料で・・・と言っていたのを見て、ウソつくな!と思ったものの、調べたら本当でした(大汗

    がちょう

  12. さらなる、お詫び・・・
    可視化した水蒸気について、じゃまさんからご教授頂いてました。
    湿り蒸気というのですね!
    勉強になりました、ありがとうございます!
    がちょう

  13. >>質問者さん
    北朝鮮のテポドンの情報なら、これなんかどうでしょうか?
    http://www.globalsecurity.org/wmd/world/dprk/td-2-specs.htm

    それとも今回の件に関しては、こちらの方が適切かな。
    https://en.wikipedia.org/wiki/Unha



    >>10
    「(空気中では)重いものほど早く落下する」と書いた人とは、小生のこの時の書き込みのことでしょうか。
    http://ansqn.warbirds.jp/logs/A004/A0000383.html
    >>10の書き込みをみると未だに理解できていないようですね。相手を言い負かすために、エセ科学・似非技術を駆使するあなたでは、こんな基本的なことも理解できないのは仕方がないことかもしれませんが。

    理解できないのならば黙っていてくれたら御の字なのですが、どうしても口を挟みたいという場合は、せめて「嘘をついてでも議論に勝ちたい」という性根を治す必要があると思いますよ。

    その上で科学、技術で話がしたいのであれば、まずは中学生の国語、算数、科学を勉強し及第点レベルに達することです。ここの基礎ができていないから、流体力学からy=axまで、至る所で「理解できていない」と専門家などからも指摘されるのです。論理的な思考も弱そうですし、常識もなさそうですが、これは追々でしょうか。

    太助

  14. 太助さん、そのものズバリの回答ありがとうございます!

    調べた結果をROMの方の為に書いておくと

    推進剤 UDMH(非対称ジメチルヒドラジンというらしいです)
    助燃剤 IRFNA(抑制赤煙硝酸というらしいです)


    アルファベットの略称が 何コレ? だったので検索したら、昔ブックマークしたサイトに情報がありました。
    ・・・「テポドン」の項目までありました。またまた恥かいた私,,,orz

    Ansq過去ログに残るかもしれないかと思うと、質問したのを少し後悔しております。
    ・・・またROMで楽しませて頂く事にします。
    お騒がせして申し訳ありませんでした。
    がちょう

  15. >>5
    >>水蒸気が発生しない燃焼反応はないですよ。

    いい加減なことを書かないでください。
    炭素の燃焼や、マグネシウムの燃焼など、水蒸気を発生しない燃焼はいくらでもあります。
    中学生の理科で習う内容ですね。

    知ったかぶりで偉そうなことを言う前にご自身の知識不足を充分に認識し、初歩的な理科から勉強しなおしてください。
    零戦勉強中

  16. >15.
    零戦勉強中さん

    確かにそうですね。
    たいへん失礼しました。
    じゃま

  17. 横から失礼します。

    質問者様の知りたい回答は、そんな難しい事ではなく、単に固体ロケット・ブースターの有無なのではないでしょうか?

    日本のロケットやスペース・シャトル(特にチャレンジャーの事故)の打ち上げ映像をご覧頂くと、納得されませんでしょうか?
    佐久間多聞

  18. >13.

    太助さん、それは違う。

    太助さんは、何も知らないから、検索してURLを貼ることしかできない。

    だから、わたしに批判されると、まったく反論できないでしょう?

    >「この方が適切かな」

    ツウぶって、自慢しているけど、ただ検索しただけでしょう。


    じゃま


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