1169 百式重爆の1943/6/20に行われた18機での空襲について質問です。

徹底して被弾大破しながらも16機が帰還したこの戦いですが、この重爆戦隊を迎撃したのは20mm×4丁のスピットファイアかどうか、ご存知ないでしょうか。
というのも、陸軍機の防弾は凄いぞという実例が欲しいのですが、スピットファイアは7.7mm装備や混在のものも多くあり、「それ7.7mmばっかり当たってただけじゃない?」の一言で終わってしまいます。

そこでイスパノスイザHS404のみを装備したCスピットファイアかどうかが私にとって重要になってきました。このカテゴリに挙げるべきかは悩んだのですが、航空機のカテゴリなので、こちらにしました。どなたかお願いします。
パンジャンドラム

  1. 英空軍第54スコードロンがVc、オーストラリア空軍第452スコードロンがVb、同じく第457スコードロンがVcですから、どれもブローニング機関銃が装備されています。

    この空襲で一〇〇式重は損害を受けていますので、意地悪く言えば防弾装備が劣る一式陸攻より「弱い」と強弁できてしましますし、防弾タンクのみが結果を左右したとは言えないのです。
    戦闘の結果は色々な要因を反映していますので、例えスピットファイアが全てVaであったとしても様々な結果を想定することができるでしょう。

    ダーウィン空襲について
    一〇〇式重爆の装備した防弾タンクの有効性を証明できるか?→十分にはできない。
    イスパノ機関砲は命中せず一〇〇式重はブローニング機関銃弾のみを被弾したのか?→全機イスパノ機関砲を装備しているので機関銃弾のみ被弾するとは考え難い。

    こんな感じです。
    BUN

  2. 混在でしたか…。でも、確かに仰る様に、ブロー二ングが当たる時は大体イスパノも入る事も多いでしょうし、決して20mm数発で即撃墜とはならない機体てあった事は確実だと思います。

    7.7mm×4の方も発射速度1200発×4が加わりますので、それに耐えた呑竜の防弾は優れていると思うんです。欧州機と比べても遜色無いと思います。むしろ空冷機かつ防弾板厚は優っていますし、少なくとも劣ることは無いと。
    パンジャンドラム

  3. 耐えられなかった機体は墜落している、ということですから何とも言えません。
    一式陸攻はこの時期であればタンク上面を除けば防弾ゴムがあり、炭酸ガス消火装置も装備していますから、一〇〇式重よりも充実していると評価して良い位です。

    それでも単純に比べられないのは攻撃側だけでなく、護衛する戦闘機の機種もその戦い方も異なるからです。

    こうしたことはお友達との「口プロレス」で相手を言い負かすには楽しいけれど、簡単に結論したり納得してしまうとそこで考えが止まってしまいますから結局、損なんですよ。

    BUN

  4. ありがとうございます。機体の防弾の効果を推測するにはやはりカタログスペックに頼らざるを得ないという事に帰結しますね。実戦だと仰る通りです。
    消火器は火災発生から0.3秒以内に作動し、30mm防弾ゴムは12.7mmを十分防ぎ得るものでそこはしっかりしているんですが、タンク上面が剥き出しなのがどうも陸攻の防御力を胡散臭くさせているのです。操縦席防弾も20年に入ってからですし。

    その点、呑竜は、16mm防弾装甲、70mm防弾ガラス、セルフシーリングタンクを完備しています。消火器は分かりません。
    カタログスペックに頼れば、呑竜の防御力は凄いと思うんです。
    パンジャンドラム

  5. >機体の防弾の効果を推測するにはやはりカタログスペックに頼らざるを得ないという事に帰結しますね。

    仰ることの意味がよくわかりません。要目表に防弾タンクとあれば全て同じようなものと解釈する、というお話でしたら他人を言い負かすのには良いでしょうけれども、実態には迫れないように思います。
    陸軍重爆の防弾タンクは海軍の防弾タンクと同じ機能を持つのでしょうか。
    また一旦発生した火災を一度は消せる能力を持つ消火装置(この時期の陸攻は手動)を持たない不利はどう評価するのでしょう。
    そして爆撃機が撃墜される要因は火災だけでしょうか。

    一〇〇式重爆の防御力が凄いのであれば、南方軍はどうしてダーウィン空襲後に「重爆は、キ六十七であっても不要」と判断するのでしょう。

    色々と考えるべき材料はあると思います。
    BUN

  6. 実戦でダメとなればもうカタログで…、という意味です。カタログといっても発言があいまいでした。

    >陸軍重爆の防弾タンクは海軍の防弾タンクと同じ機能を持つのでしょうか。
    また一旦発生した火災を一度は消せる能力を持つ消火装置(この時期の陸攻は手動)を持たない不利はどう評価するのでしょう。
    そして爆撃機が撃墜される要因は火災だけでしょうか。

    厚み、材質は知りませんが、防弾の研究はどらちも早くからすすんでいますし、海軍と同等と見ています。
    撃墜の要因は火災だけでなく、機体やパイロットへのダメージも大きいと考えています。なので、16mm装甲と70mm防弾ガラスで操縦席が保護されている呑竜がこの点においては勝ると思います。あと、陸攻の防弾ゴムが単層なのが少々胡散臭いです。B-17などは異なるゴムを使用していますし。消火器の有効性を考慮すれば火災対策は陸攻に軍配が挙がる筈なのですが、私はタンク上面剥き出しへの懸念が捨てられないので、呑竜の方が上だと見ています。ところで、消火器が無いのは世界的に見てどうでしたか?やはり遅れていたのでしょうか。

    あと、ポートダーウィンが一回で取りやめられた事からも、100式重爆はやはりHS404に歯が立たないと結論します。でも、重爆戦隊がどんどん減らされていったのは、そもそも陸軍の重爆コンセプトが微妙だった事に起因すると思いますよ。

    正規荷重 爆弾750kg/行動半径1000km
    鍾馗の貴重なエンジンのリソースを二つも奪い(鍾馗の方が後ですが)、しかも8名(定数は割り込む事も)の搭乗員を載せて飛ぶ。肝心の速度は軽爆と大差無し。しかも単能。うーん…。
    対して、川崎で生産中の二式複戦は襲撃戦隊、軽爆戦隊、防空戦隊とマルチに活躍中ともなれば、重爆というカテゴリの衰退はダーウィンとは関係なかったと思います。
    パンジャンドラム

  7. 「結論します。」

    これがいちばん良くありません。
    例えば一〇〇式重の防弾タンクは積層ゴムでなく、一式戦一型や四式重の前期と同じフエルトだったらどうしますか。セルフシーリングとさえ言い難いですよね。
    そういう話なんです。
    BUN

  8. 流石にフェルトは使っていないと思いたいですが、そこは分からないんです。そういえば、消火器は九七式重爆が装備していましたよね。九七式重爆の防弾は百式重爆の技術的フィードバックを受けており、百式重爆が最初から16mm防弾装甲を装備したのに続けて、遅れて16mm防弾装甲を付けています。九七式重爆の消火器も百式重爆からのフィードバックの可能性もあると思います。全部予想ですが。
    パンジャンドラム

  9. 予想とか仮説とかができたなら、今度はそれを調べて行けば良いのです。
    それが楽しいんですよ。結論するのはもっと先で良いんです。
    BUN

  10. RAAFのMk.Vは全てVCですが、20mmx4の機体はありません。全機20mmx2、7.7mmx4でした。
    私の知る限りでは、RAAFのスピットで20mmx4はMk.VIIIが1機あるだけです。

    蛇足ながら、VCの20mm砲はHS404 (Mk.I)ではなく、ベルト給弾式のMk.IIです。
    三角野郎

  11. 452もVcに改変されていましたね。損失機のシリアルで確認できました。
    訂正します。
    BUN


Back