1208 DB601に代表されるDB600系発動機は日伊等の枢軸国がこぞって自国製軍用機に使用し輸入やラ国も行いましたし、Jumo系も戦後チェコでの再利用以外にもフランス機で試用されるなど、ドイツ製液冷発動機は他国から一定の評価を得られているようですが、BMW801等の空冷発動機は戦中も戦後もラ国や他国製の航空機に使われたという話を聞きません。ドイツ製空冷発動機というものは、他国から見て液冷ほどの魅力を感じる物ではなかったのでしょうか?
tellus

  1. ブリストル等の例外はありますが、
    ベムベのみならずシュベツォフもツマンスキーもグノームも中島も三菱も、
    WW2前後の空冷星形発動機はおしなべて、カーチス・ライト/プラット・アンド・ホイットニーのそれからの、派生ですから…
    にも。

  2. 御存知で無いならどうぞ…WW2航空機搭載用のエンジンの一覧表ですhttp://www.warbirds.jp/kakuki/sanko/kakengine.htm
    にも。

  3. 気筒内の燃焼特性は各社のノウハウで、ライセンスを受けるよりも自社での経験を使いたいと思います。
    だからコマンドゲレートのライセンスが得られるのなら各社は自社エンジンに適用する為に受けたいと思う筈です。

    にも。

  4. ・1940年代の発動機でありながら高高度用発動機ではないこと。
    ・開戦後に完成した発動機で輸出と技術の移転、教育の手段が限られたこと(日本の購入品目には上がっている)。
    ・イタリアの既成戦闘機の発動機換装に適していなかったこと。
    ・Fw190のライセンス生産が行われなかったこと。

    概ねこの四点が理由になると思います。

    BUN

  5. ありがとうございました。一応日本が購入を考えるほどのものではあったのですか。
    イタリアだけでなく東欧やスペイン等の軍用機も使わなかったのは何故かと不思議に思っていましたが、P&WやGRの既存空冷発動機からの換装に適していなかったのならば、それは貰い手が無いでしょうね。
    tellus

  6. 大口径気筒を複列で並べた大きく重い「爆撃機用発動機」を単発戦闘機それも比較徹小柄な其の機首に積んだのはフォッケウルフの独創です、ラボーチキンが程無く追随しましたが。

    BMW801にはR-2600にASh-82、中島の護というほぼ同気筒・同派生元の発動機があり更に同じ派生元からより重いが性能は其以上に向上したR-2800が出ています、
    BMW801にはコマンドゲレートやカウリングに内蔵した環状滑油冷却器など独創的な技術がありますが、
    シュベツォフに比べ根本的に勝っているとは云えず、ライトそしてP&Wには負けているのです。
    中島の護は駄目でしたので日本の購入検討にはこの級の発動機の再導入という目論見もあったのでしょう、勿論この級の本命は三菱ハ42ですが。
    にも。


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