1226 He111は爆弾倉が小さくて爆弾を寝かせて搭載できなかったために爆撃精度が悪かったとよく聞きます
実際、記録映像などでもHe111から投下された爆弾は尻尾(羽のある方)から落とされて空中で180度ひっくり返ってグラングランと頭を振りながら落ちて行き、いかにも当たらなそうです。
ここが質問なのですが素人考えでは頭を下にして搭載したほうがスムーズに落ちて精度も上がりそうな気がするのですが、何か尻尾を下にして搭載しなければいけない理由があったのでしょうか?
wood

  1. 矢羽が付いているので、何方側から落としても整流され命中精度に顕著な差がないというデータが、当時在ったのではないかと推測します。
    素人考えでは、信管が落ちると地面に当たる状態で搭載作業をするのは、そうでないときより危険で注意を払わされるので
    命中精度が運用上問題になるほど落ちるのでない限り、信管を安全な方向に向けながら搭載したいです。
    にも。

  2. http://ansqn.warbirds.jp/logs-prev/A001/A0005078.html

    過去ログ
    超音速

  3. 過去ログ拝見しました。縦置きの理由は承知しているのです。なぜ「頭が上なのか」というのが気になるのです。過去ログでまなかじさんがおっしゃっておられるように「そう作ったから逆にはできない」わけですが、なんでそう作ったの?と
    wood

  4. 爆弾の信管は横から付けるしても、今度は懸吊環を頑丈な頭頂に付けるか、脆弱な矢羽の先に付けるかという事です。
    抑、下置きにすれば方向転換時の弾道の不規則な乱れが無くなり着弾精度が良くなるのでしょうか。其のようなエビデンスが当時在ったのでしょうか。
    在ったとしたらそれは懸吊環を爆弾の尾部に付ける事から発生するペナルティに見合うのでしょうか。
    WW!黎明期の爆撃では弾頭を下にして機体側面などに吊るしてましたかが。

    にも。

  5. ソ連のYak-9Bは操縦席後方に縦型爆弾倉を設置しておりますが、爆弾は下向き搭載のようです。

    ただYak-9Bは低高度爆撃か降下爆撃が主体で、中〜高高度爆撃主体のHe111とは事情が異なるかもしれません。
    超音速

  6. WarThunderでは上向きですねhttp://wikiwiki.jp/warthunder/?Yak-9B
    にも。

  7. 世傑では「爆弾倉を下から見た写真」に爆弾の頭が写ってるんです。
    超音速

  8. 「Yak9B bomb」で検索すると投下直後の画像が引っかかりますが、弾頭の向きは斜め前方下方向ですね。
    使用する爆弾によって搭載方法が異なるのではないかと愚推します。
    Shusui

  9. WarThunder間違ったと思って「Yak9B bomb」で画像繰繰ったら通常爆弾は上向きの様でした。
    Yak9Bでの爆撃も命中率が良くなかったそうですから、縦から落とすと方向転換時させざるを得ず弾道が不規則に乱れるという事でしょうか。その際上下はあまり関係ない。
    にも。

  10. He111からYak9Bへと話題がシフトしている気がするので話題を戻しますが、横向きのほうが安定する根拠として以下が考えられます。

    1.爆弾が投下される際には航空機が時速300km/hを超える状態である場合が殆どで、横向きのほうが投下されたときに空気抵抗を受ける面積が少ない。
    2.爆弾後方のフィンの整流降下は物体のベクトル方向に対して真っ直ぐ前を向いている方が効果が高く、投下直後からフィンの降下が発揮される為安定しやすい。
    3.どのような姿勢で投下しても、投下直後の爆弾の向きとベクトルが一致する為、扱いやすい。

    これぐらいでしょうか。
    因みに、上のYak9Bの爆弾搭載方向の問題ですが搭載されている時には斜め前方上向きに搭載されているのがメジャーなようです。
    (超音速さんの情報が気になるのですが、該当世傑が無いもので・・・。もしかしたらクラスター爆弾の写真だったのかなとも思います。)

    これもあえて前方のに弾頭を向けているのはフィンの整流降下を早く発揮できるようにであると考えます。
    Shusui

  11. 誤字修正
    ×降下 ○効果

    失礼しました。
    Shusui

  12. 世傑はイラストのほうは上向きで描かれてました。
    こちらも画像検索してみましたが、絵やCGの多くは上向きで描かれてますね。
    前述の写真はキャプションが間違いの可能性も出てきました。
    超音速

  13. いろいろと知らない飛行機の名前が出てきてとても面白いのですが、改めて整理してみるとWWI期には下向き搭載もあったのが戦間期には上向き搭載にほぼ統一(?)されていったようで、そうなるとなおさら「上向きの利点」というのが当時の航空業界にあったような気がしてきますね・・・
    wood

  14. WW1黎明期の爆弾搭載と云うのは後の迫撃砲弾みたいなのを紐でぶら下げる、ですよ。速度も二桁キロか精々百キロ台ですから貴方の云う下向けの利点は在ったでしょう。
    にも。

  15. 爆弾を上向きに搭載するのは搭載状態で着陸する際に多少なりとも危険を回避できるからです。
    縦置きの爆弾搭載では空中弾道に悪影響が出ることは1930年代後半には認識されるようになり「爆弾は横置きにせよ」との要求が色々な機体の計画時に現れるようになります。
    BUN


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