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現在ではあまり見掛けないのですがカラフルに塗装されたF-14やコルセアなどがありましたよね. これは視認性が上がりデメリットだと思うのですが何か理由があってカラフルにしていたのでしょうか? 迷惑でなければお教えください' カメルレンゴ |
- CAG機のことですかね?
CAGは航空団司令のことで各飛行隊から1機が選ばれてカラフルに塗装されます。
専用機ということではなく、航空団司令に敬意を表する儀礼的な意味があります。
この機体は基本的に実戦には出さないそうです。だから視認性を考えてないカラーリングなのですね。
超音速
- そうなのですね(汗) なんだか空母の飛行甲板中にカラフルな航空機が溢れていたイメージでしたがCGA機にカラーリングが施されていたんですね! 大変良い勉強になり感謝の気持ちでいっぱいです. ありがとうございます.
カメルレンゴ
- その時の流行が「ハイビジ」だと、一般の作戦機でも比較的カラフルになりますね。派手な米海軍機はこちらではないでしょうか。
米海軍の公式には当たっていませんが、一般論としては、目立つことで示威効果を期待する、美しいことで国民の支持を得る、所属の隊、序列(何番機か)が分かりやすい、遭難時に見つけてもらいやすい、同士討ちを避けやすい、といったメリットがあるようです。
六
- 詳細をお知りになりたいのでしたら、CAG bird で検索かけてみてください。
英文サイトのほうがいいでしょう。米海軍関係者がコメントしてることもありますから。
超音速
- >>六さん なるほど! そういえば戦車等でも顔の絵のマーキングをしたりしてましたね. 綺麗にカラーリングされたF-14をかっこいい!と憧れてましたので国民の支持というのは納得がいきます. 貴重な教示ありがとうございます.
カメルレンゴ
- >>超音速さん かさねがさねのアドバイスありがとうございます. 早速検索してみます.
カメルレンゴ
- F-14というと、初来日時にも、サンダーバーズカラーのF-15に比べて地味だった気がしましたが、調べて見るとそれなりに華やかです。
F-14A 159625/NK-201 で画像検索をどうぞ。
また、f-14 low visibility と F-14 high visibility でそれぞれ検索すると、傾向の違いが分かるように思います。CAG機の可能性もありますから確認は必要でしょうが。
こんなサイトもありました。
http://www.anft.net/f-14/f14-detail-colours.htm
細かく見るとさほど差を感じなくても、たくさんが甲板上にならぶと垂直尾翼が並ぶので、地味派手の差が強調されそうですね。
六
- ≫六さん サイトありがとうございます! 稚拙な質問で申し訳ないという思いでしたが書き込んで良かったです. 早速検索します. 心から感謝致します!
カメルレンゴ
- 米海軍機はベトナム戦争当時の実戦でも非常に派手な塗装で戦っていました。
むしろ戦争が泥沼化した後期にあるにつれて派手になって行く傾向があります。
https://www.masm.fr/Navycag/vf/F4Phantom/VF51-3.jpg
これと同塗装の機体がミグキラーにもなっています。
米空軍でもF-4Eが初めて本国からベトナムに派遣されて行った時に初めてシャークツースが描かれました。出発時のセレモニーで目にした高官が激怒して「迷彩効果を損なう規則違反だからすぐ落とせ」と言い出すも部隊副官が「時間的に無理」とそのままベトナムに送り出した。
タイのコラートに到着すると大人気でこのイレギュラーなマーキングは他部隊まで伝播しました。
黙認した副官はベトナム実戦経験者で泥沼化し米本国でも反対運動が盛んになるにつれ前線兵士の士気が低下気味になるの歯止めをかけるカンフル剤として容認したと言われています。
迷彩効果の低減よりも士気の方が需要であることはしばしば見られます。
またベトナム戦争後米海軍はロービジ化をすすめ90年代初めにはまったく彩色にない時期がありました。
長い歴史を誇りにしてる実戦部隊の海軍関係者は日常の隊員士気かかわるとして復活を何度も請願してCAG機、CO機など機数限定でカラー機保有を認められました。
時期によって色々な制約はありCAGの意向やCOの意向などで派手になったり地味になったりしていて
現在では海軍主脳の通達で部隊に1機色の制約もあるといった感じになっています。
ROCKS