1257 日本海軍の敵艦上爆撃機の迎撃について質問です。
艦上爆撃機は5000〜6000mと高い高度から進入すると思いますが、日本海軍戦闘機は迎撃できると思ってたのでしょうか。
艦攻迎撃は低空だからか発見とか迎撃しやすくても、艦爆迎撃は難しいのかほとんど失敗しています。
B-17は迎撃できないがSBDは怖くないがミッドウェイの戦訓として書かれているっぽいですが、どっちも日本海軍の苦手とする高高度迎撃なのに艦爆迎撃できるなのか誰か教えてください。
亀使い

  1. 侵入高度が高過ぎますね。急降下爆撃には高過ぎます。もっと低い高度からゆっくりと降下します。
    BUN

  2. 急降下爆撃は当時のセオリーとして、おおむね2500m〜3000mから降下開始して500m〜1500m前後で爆弾を投下して引き起こします。
    侵入高度はそれに準じたものになるので(距離や構成にもよります)仰る高度よりも低い高度から侵入して来るのが一般的です。
    もちろん、場合によっては高高度からの進入することもあったでしょうがその場合も結局はある程度低い所からでないと急降下爆撃ができないので高度を下げることになり、邀撃は可能です。

    ただし、日本の航空機が高高度を得意としなかったというご認識には間違いありません。
    高高度というのは概ね7000m〜8000m以上を指し、これは高高度用の装備(ターボやスーパーチャージャー等)を持たないエンジンの出力が下がり始める高度です。
    日本はアメリカに比べて高高度用装備の研究において一歩遅れており、その差が高高度迎撃の難しさとなって現われました。
    Shusui

  3. 迎撃には一切関係ないのですが、この研究サイトによると
    http://bahia.gozaru.jp/topics/divebom.html

    日本海軍の急降下爆撃の方法とし高度六千メートル前後で編隊を組みつつ目標艦が確認できる進入する方法があるみたいです。

    補足の部分に書かれてますが、別の方法として高度4000mで緩効果して高度を下げ始めて高度3000mから急降下爆撃に移行する方法も存在するようです。
    アメリカは・・・どうなんですかね?一般論としては急降下爆撃機の進入高度は4000m〜6000mと言われてますが、国によって微妙に違いますし。

    話を戻しますが、まず戦史を読む限り、実際はアメリカ海軍も日本海軍による急降下爆撃や低空雷撃に対し迎撃に失敗しかなりの損害を被っています。
    というのも、さすがに目視の索敵には限界があるので急降下爆撃態勢に入る前に戦闘機隊で迎撃するのはアメリカでも困難なんですね。

    効果的に急降下爆撃機や雷撃機を迎撃できるようになったのはマリアナ沖からで、ピケット艦による支援の元、捜索範囲を広げ早期発見を務めたことにより被害が減りました。
    が、それでもその後の九州沖航空戦や菊水作戦を筆頭に急降下爆撃によりアメリカ海軍は大損害を受けています。

    つまりそもそも攻撃機を迎撃するのは簡単なことではないということです。
    みかん段ボール

  4. Peter C. Smith著 Curtiss SB2C HelldiverにはVB−80のSB2Cによる急降下爆撃法は高度4750mから緩降下開始、3050mで目標ポイントに到達、そこから70度で急降下開始、高度約1000mでの降下角は90度、高度460〜760mで投弾と書いてあります。
    三角野郎

  5. >目視の索敵には限界があるので急降下爆撃態勢に入る前に戦闘機隊で迎撃するのはアメリカでも困難

    米海軍は、レーダーで敵機の接近をとらえ、迎撃機を誘導して、艦隊に近づく前に攻撃していたのではないでしょうか。

    射点にたどり着いた我が方の数たるや。
    兼務

  6. あれ?そんなに低いんですか。
    図書館で見つけた日本の航空母艦パーフェクトガイドという本では4000m以上で接近、5000m以上で接敵とありました
    ネットの検索でも2chなので真偽は不明ですが
    高度5000mから6000m、理想的には8000mという艦爆の侵入高度
    巡航高度から実用上昇限度まで上昇して攻撃に移る予定の艦爆は高高度侵入機
    ともありました

    また、航空本部総務部長の大西少将の航空母艦整備方針に関する意見では
    艦爆に対する母艦の防空は戦闘機では困難であり機銃を以てすべし
    とあるらしく戦闘機では艦爆阻止は困難らしいです
    大西少将の航空母艦整備方針に関する意見では「艦爆に対する母艦の防空は戦闘機では困難」
    ミッドウェーの戦訓所見では「急降下爆撃機は怖くはない」
    なんて対照的な差が出ているのか教えてください

    絶望的に苦手なのは日本海軍の話で米海軍のようにレーダーによる早期探知なら話はちょっと別なのかもしれませんが
    亀使い

  7. >>5
    その認識で合っています。ただし、それを可能にできたのはマリアナ沖海戦前後で、空母艦隊の数百キロ先にレーダー搭載の駆逐艦を配備して早期発見し、その場所へ航空隊を飛ばすことによって未然に防ぐといったものです。
    ただ、これでも敵急降下爆撃機/雷撃機が爆弾を投下したり雷撃する前に全て撃墜するのは難しく、九州沖や菊水作戦において急降下爆撃や雷撃を許し大破など大損害を受けることもありました。

    >>6
    太平洋で高度8000mは与圧された機体でないと極寒ですよ。アメリカでも与圧された大型爆撃機でしかその高度には上りません。ましてやSBDやSBCは機体は与圧されてないハズです。



    みかん段ボール

  8. 日本海軍の敵艦上爆撃機の迎撃について議論する場合、まず当時の艦隊の敵攻撃機に対する早期警戒警戒システムがどうなっていたのかを、考える必要があるかと・・・。当初日本艦隊には実用に耐えるレーダーが無かったことを考えますと、艦隊側の偵察員か、上空援護中の戦闘機パイロット、あるいはそう言うことをしていたかどうかわかりませんが現代の早期警戒機的に艦攻等を敵攻撃機の偵察監視に用いる、その偵察員の目視によって、敵攻撃機の侵入を監視すると言うことになるかと・・・。その場合も艦隊、あるいは偵察機が、敵攻撃機を発見しても、自軍戦闘機にそれをどう知らせてどう誘導するかという手段はあるのか・・・当時機上無線機はあまり機能しなかったと伝えられている・・・。そうなると戦闘機パイロットの目視による発見、迎撃に頼るしかないわけだけれど、戦闘機も敵発見後戦闘に入ってしまえば、警戒監視には穴が開く・・・第二派以降がそこに来ればもうザルになってしまう・・・。こうして考えますと、レーダーによる早期警戒と要撃士官による戦闘機の無線誘導をシステムを備えた、米軍の要撃システムと日本海軍の要撃システムには、雲泥の差があったと言うことになるような気がします。大西小将が、艦爆の迎撃は戦闘機では困難、艦隊の対空砲火によるしかないと言われたのも分かる気がします。またあ号作戦で、多数の攻撃機をアウトレンジで敵艦隊に差し向ければ、それで勝てると考えたのも、自軍の艦隊防空システムの後進性から来た考えかもしれないと思います。どうでしょうか。

    飛行機猫

  9. 過去ログがありました。
    http://www.warbirds.jp/ansq/1/A2001046.html
    引用:
    世界文化社「連合艦隊」南雲機動部隊編によると「艦爆隊は、おおむね高度2,500m〜3,000mで敵艦隊に向かい、艦隊の手前約90Kmで実用上昇限度いっぱいの高度8,000mまで上昇し、そこからおよそ20度の角度で緩降下して速やかに接近する」とあります。
    超音速

  10. 皆さん分かってると思いますが、
    なるべく高高度から侵入したいのは迎撃を避けるためと、対空砲の射程圏は短時間で飛び抜けたいので緩降下でスピードを稼ぐからです。
    対空砲に狙われたときの回避運動も運動エネルギーを使いますが、そのための位置エネルギー確保も必要です。
    超音速

  11. いろいろ、疑問がでてきましたので、便乗質問させてください。

    米海軍は、マリアナ沖海戦よりもずっと前、ブーゲンビル沖海戦や、珊瑚海海戦の時から、レーダーで日本機をとらえ、邀撃機を飛ばしているのではないでしょうか。

    それで、質問者さんの書かれているミッドウェー戦訓所見ですが、
    「急降下爆撃機は怖くはない」
    とあるのは、どういうわけでしょうか?

    赤城、加賀、蒼龍とも、みなSBDでやられているのに。

    亀井宏「ミッドウェー」澤地久枝「滄海よ眠れ」などでは、
    「直衛の零戦がTBDを追いかけて低空に降りていたので、上空がガラ空きになったスキをSBDにやられた」と書いてあります。

    だから、ホントは零戦で艦爆を退治できたと?
    そのことを「急降下爆撃機は怖くない」と書いたのでしょうか。

    それで、次です。
    質問者さんご提示の資料にある、

    >母艦の防空は戦闘機では困難であり機銃を以てすべし
    >艦爆に対する母艦の防空は戦闘機では困難

    は、どのような考えなのでしょうか。

    素人考えでは、列機を引き連れて目標艦へウロウロしている段階では、艦爆も雷撃機も戦闘機よりずっと鈍速だし、戦闘機の良いエジキになりそうな感じです。

    さらに、間合いがつまったとき。

    急降下に入った艦爆を零戦で撃墜するのは、超音速さんの過去ログにあるように、無理なようですから、艦の対空火器に頼るしかない。

    一方、雷撃機に対してはどうでしょう。
    ミッドウェーのTBDは全滅していますが、これは射点につく前をやられたものでしょうか。
    雷撃コースに入ったら、超低空だから、戦闘機で攻撃はむずかしそうです。

    シブヤン海で「武蔵」の猪口艦長は、
    「敵機は高々度、然も必中射点にて発射す。初め之を低空爆撃と思っていたりしも、之が雷撃機なりき。」
    と書いてますから、米海軍の戦法も変化していったのでしょうが。


    兼務

  12. >>8、>>11
    真珠湾攻撃では電信で赤城の直掩隊と空母赤城が交信していますし、
    南太平洋海戦の報告書を見る限り、実際には日本海軍は電探でアメリカ海軍の攻撃隊を発見し、戦闘機隊が迎撃開始していますから電信など何らかの誘導手段があったのではないでしょうか?さらにこの海戦で日高大尉が無線電話機で瑞鶴と無線交信できたことを考えると、無線電話機自体稼働率が低くてもゼロではなく、母艦付近なら通信が取れた可能性もあります。
    ただし、これらはまだ戦術的に未完成な部分があるのも確かです。

    >>11
    マリアナ海戦までは実際はアメリカと日本も迎撃システム自体そこまで差はないかったのです。マリアナ海戦になってアメリカ軍は大規模な艦隊を編成して弾幕を張らせ、本隊と偵察艦隊を分離して数海里先に配備し、敵攻撃隊が来ても時間的余裕を持たせることにより予め空中待機させた迎撃機に待ち伏せさせる時間を与えることによって効果的な対空防御戦闘を行っています。それまでは日本とあんまり変わらず、直掩隊など航空機による索敵、護衛艦や母艦のレーダーによる索敵、発見しだい戦闘機隊をその位置に誘導するのでした。

    「証言ミッドウェー海戦」によるとどうやら零戦隊以前に対空見張り員もSBD隊の存在に気付かず、高度3000mから降下開始し始めたころに気付いたそうです。さらに零戦隊はTBD隊を追跡直後であり、上昇し始めていた頃だったそうです。そう考えてみると、高度3000m辺りでSBD隊が飛行していたのでこれを根拠にしているのならば「零戦でも艦爆を退治できた」と言えると思います。ただ、上でも言いましたが攻撃機の編隊が射点に付くまで撃墜できるのは結構難しい部分があるんですけどね…ただ攻撃の妨害をして命中率を下げることはできたかもしれません。
    みかん段ボール

  13.  マリアナの米艦隊では、15〜20浬先にピケット駆逐艦2隻が出ているのでピケット艦の功績を過大評価する場合ありますが、実際には米艦隊でもっとも日本艦隊よりに居て(ただし他のの空母群と、距離的には特に離れてはおらず、合同して行動)、大探知能力を持つSKレーダーを搭載した戦艦隊が早期警戒の主体となっています。むしろ空母艦隊の前衛に有力な偵察艦隊を出す、というのは、第二次ソロモン海戦以降で日本側が空母戦で取った主戦法です。

     米艦隊の防空作戦指揮は、1940年にレーダーが導入された直後より、英空軍の防空戦闘機指揮に倣った「戦闘機の指揮防空は艦隊のある艦が統一指揮し、その艦にいるFDOが、全空母の戦闘機の戦闘指揮を発着艦指揮を含めて一元指揮で取る」形に変わっています。太平洋戦争の空母部隊の戦闘機防空はこの流れを汲む物で、開戦以後の戦訓を汲んで色々変更も行われていますが、基本はレキシントンのラバウル空襲から終戦まで変わっていません。ただこれの例外として、沖縄戦でピケット艦の防空域にある戦闘機の指揮権限以上が為された例はあります。
     また12の方が言われるマリアナ沖以前の例とされている「敵機発見次第、直衛中及び緊急発進した戦闘機隊を迎撃に誘導する」というのは、マリアナ沖でも同様です。同海戦で迎撃にある程度の時間が取れたのは、1942年時期よりレーダーの探知能力が向上したことが非常に大きいと言えます。なお、前方配置したピケット艦により、艦隊の索敵範囲を広げて、迎撃時間の延伸を図る、というのが大規模に実施されたのは、これも沖縄戦での話です。
     蛇足ながら米艦隊では開戦以前より索敵機が対空索敵網を張ることも対空早期警戒の戦策にあり、これが沖縄戦での索敵機による対空哨戒網構築を経て、最終的に対空レーダー装備で敵側への大進出力を持ち、長期哨戒可能の早期警戒機の配備へと繋がります。

     あとミッドウェー海戦でのSBD隊についても、戦史叢書には0706頃にヨークタウンのTBDとSBDが発見されていることが示されています。0710以降の南雲長官が発した警戒戦闘機の増強は、これを受けて発令されたものですが、以後の防空戦での混乱で雲間に消えたヨークタウンのSBD隊は見過ごされ、更にヨークタウン機の接近に気を取られたのか、ヨークタウン隊の逆方向から来たエンタープライズのSBD隊を完全に見落としたことで、SBDによる奇襲を許した、という経緯があります。
     なお、ミッドウェー海戦でTBDが全滅に近い損害を受けたのは、同機が低速で戦闘機が迎撃位置に着くのが容易・迎撃時間が長く取れることに加えて、防弾が貧弱で抗堪性が引くからですね。ただより高速で抗堪性が高いSBDを排除するのは、仮に迎撃態勢が取れていたとしても、珊瑚海海戦でのヨークタウン機・レキシントン機に対する戦闘、南太平洋海戦での直援機が護衛機無しのSBDの突破を許した例を見る限り、迎撃時間の余裕の問題もあって、実際には12の方が言われるように厳しい面があったでしょうね。

     ついでに米海軍の航空雷撃は、魚雷の性能問題から開戦時以来10〜15mの超低空かつ低速で実施する必要がありましたが、1944年の魚雷の改正で「小口径の対空機銃により被弾の可能性が高い低高度からの雷撃」の必要が無くなり、更により高速で雷撃可能となったことで抗堪性が大きく向上する形となります。「武蔵」や「大和」の攻撃時に、雷撃機が日本側では考えられない高度域から魚雷を投下してくるのは、このような改正を受けての戦術変化によるものです。

    大塚好古

  14. 侵入高度が高過ぎますね。
    という回答を1や2の方からありましたが結局どうなのでしょうか
    3や4のように進入高度は高いと答えた方も居ますし

    また3のように進入高度が6000mと高いと少なくても日本海軍はやっぱなすすべなしってことなんですか

    >>11
    6で書いたようにまさに同じ疑問を持っています
    大西少将の航空母艦整備方針に関する意見では「艦爆に対する母艦の防空は戦闘機では困難」
    ミッドウェーの戦訓所見では「急降下爆撃機は怖くはない」
    がどういう考えなのかどなたかお願いします
    亀使い

  15. せっかくお金を出して買った本はちゃんと読んでみましょう。
    隠密接敵法として挙げられている接敵高度として5000m以上と14年度術科年報に書かれているという話は投下高度と命中精度の兼ね合いが難しいという例の中にあるもので、同ページの成績表を見れば実際の接敵高度と投下高度がわかるでしょう。
    ちゃんと読んでね。
    BUN

  16. 回答します。
    結論から言うと、一航艦が作成したMI作戦ニ於ケル戦訓並ヒニ所見では、急降下爆撃機は敵の用いる各種攻撃法で最も警戒を要するものとされています。
    ゆえに、空母戦は相打ちが基本という観点から書かれた航空母艦整備方針ニ関スル意見とはは矛盾しません。
    また、同じ文書では、B-17について、水平爆撃の項目で、爆撃の精度は不良だが、しかし機体が頑丈で航空機銃では対抗し難く、また現有の対空機銃でもやっつけられないので(機銃を避けるような機動をしているようだ、との所見あり)艦隊行動が不自由するし、正直萎えるから困る、と書かれています。
    急降下爆撃機は怖くない、などと書かれた文書は私の知る限りではありません。大変興味深いので紹介を願います(すみませんこれでは便乗質問ですね)

    以下は余談
    そこでは、敵の攻撃法について十数機からなる編隊を数個、高度5000〜6000メートルから太陽を背に接敵し、この高度の付近から単縦列を作らず降下し、降下角度及び投下高度は我が方とほぼ同じとしています。
    これらの記述は実際の敵の戦法をかなり正確に捉えています。マニュアルだと、SBD(SB2Cより急降下爆撃が得意)は高度1800フィートから侵入、緩降下で8000〜1500フィートに達したところで急降下爆撃に移るものとされ、天候に恵まれたエンタープライズとヨークタウンの艦爆隊は高度1800〜20000フィートの侵入高度で一航艦の各空母に奇襲を仕掛けました。
    また、我が方が侵入高度5000メートル以上の急降下爆撃を企図するようになった経緯は長くなるので、質問されぬ限りここには書きませんけど、昭和17年には艦隊に対しても実用化されている戦法で、第二次ソロモン海戦や南太平洋海戦では一航戦の艦爆隊は天候その他に恵まれ、高度20000フィート以上とか、1700フィートから爆撃を仕掛け、第二次ソロモン海戦において、米側の直衛機は日本の艦爆隊の命中率を下げることに成功しましたが、それは味方の対空砲火に飛び込んで得た成果であり、同士討ちもあったせいか、阻止は失敗と判定されています。南太平洋海戦においてエンタープライズは、急降下爆撃が始まってようやく日本の艦爆隊に気づくという有様でした。
    ミッドウェー海戦における第一次空母攻撃にて小林隊が高度2300〜3000メートルより侵入せざるを得なかったのは、雲下飛行を余儀なくされたため、高度が取れなかったものです。その結果敵の警戒機に容易に発見奇襲され、爆撃の前には重松隊がなぜか空戦に関与できなかったこともあり以来の大損害を出しました。米側も、高度を取れなかった海兵隊の艦爆隊は零戦に迎撃され、被害の多い悲惨な結果に終わってます(至近弾を飛龍に対し与えていたのは特記すべきですが)。

    金星ファン

  17. すみません、桁数を打ち間違えてました。
    SBDが急降下に移るのは高度8000〜15000フィート
    ミッドウェーでエンタープライズやヨークタウンの艦爆隊が接敵したのは高度18000〜20000フィート
    南太平洋海戦でホーネットが一航戦の第一次攻撃隊にやられた際の艦爆隊の侵入高度は1700フィートではなく17000フィートです。
    アメリカ人、メートル方使ってくれ。数字が大きくて慣れません。
    金星ファン


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