1268 米英単発液冷戦闘機が機首機銃を途中から止めて翼銃オンリーが主流になった理由の一つとして
「正立V型エンジンは倒立V型や空冷エンジンより機首上面にスペースが確保しにくいから」が挙げられる事がありますが
ソ連の液冷戦闘機は正立V型なのにYakシリーズ・MiG-3・LaGG-3等どれも当然のように機首上面機銃を載せています
これらの機種は米英には無いレイアウト上の工夫をして搭載を実現しているのでしょうか
あるいは特に工夫は無く、米英が嫌って避けていた機首機銃のデメリット
(機首が太く重くなる、バルジが出っ張る、等?)を甘受して火力集中を取っただけなのでしょうか
カタカナ提督

  1. 1198番の質問が似た内容でした。
    超音速

  2. こちらも興味深いです。
    ttp://www.warbirds.jp/truth/s_gun3.htm
    暇人

  3. 武装が翼に移動する傾向は、全金属製機の登場と関連しています。
    複葉機時代には翼内に機関銃(機銃ではなく機関銃)、機関砲を装備し難く、発動機がありプロペラとの同調問題という事故リスクもある機首に装備しなければならなかったのですが、強度のある全金属製単葉の主翼となってからはそのような無理をする必要が薄れます。
    エンジンの形態や命中精度などは二の次の話なのです。
    1930年代にモーターカノンが流行したのも、こうした従来型の武装に適さない主翼を持つ機体の発動機をイスパノスイザに乗せ換えれば威力のある機関砲が同調装置無しで使えますよ、というセールストークが成立したからで、機首の武装が残る機体の多くはそうした時代を引きずっているか、またはモーターカノンの補助武装として機首上面の機関銃、機関砲装備が行われています。

    BUN


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