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フェアリーバラクーダはアベンジャーや天山と遜色ない馬力のエンジンを搭載しながらも、速度や航続距離等は97艦攻レベルです 一体どこにエンジンパワーを費やしたのでしょうか? ヘルにゃんこ |
- 重さと空気抵抗だと思います。
重くなったら、それを浮かせるための浮力をエンジンパワーから取ります。
バラクーダのことは知りませんが、TBFは魚雷を格納する程の爆弾倉を持っていたので、通常時の空気抵抗が大きいと思います。
デスコン
- デスコンさんにお聞きしたいことがありますので、便乗質問をお許しください。
>重くなったら、それを浮かせるための浮力をエンジンパワーから取ります。
ホントにそーですか?
>バラクーダのことは知りませんが、
知らないなら調べてから回答しようとは思わなかったのですか?
超音速
- 3機種の最大速度のうちバラクーダが特に遅いように見えますが
バラクーダMkII:367km/h(高度533m)
アヴェンジャー:442km/h(高度5,030m)
天山12型 :481km/h(高度4,900m)
見ておわかりのように発生高度が全然違うのです。
どんなデータを見て遜色ない馬力のエンジンと思われたか分かりませんが、バラクーダMkIIのRRマーリン32は離昇出力だけ見ても他の二機より200馬力以上小さいです。
バラクーダの機体重量はだいたい天山とアヴェンジャーの中間です。
大馬力だが重いアヴェンジャーは、バラクーダと同じ低高度ではおおむね同じ速度になります。
空気抵抗に関しては、バラクーダはヤングマンフラップと水平尾翼の支柱が抵抗源になってると思いますが、アヴェンジャーも空冷エンジンと太い胴体・広い翼幅・腹部背部の銃座などがありますので、両機はだいたい同じかなと思います。天山は大きな抵抗源も見当たらない、ずっと抵抗の少ない機体ですね。
航続距離が小さいのは単に燃料タンクの大きさの関係です。
超音速
- 脱線しますが、重くなるとなぜ遅くなるのかについて書いておきます。
同じ飛行機でも重量が重くなると当然揚力を大きくしようとする。そのために主翼の仰角を大きくするので抗力が増すのです。
揚抗曲線のグラフを探して見て貰いたいのですが、CL値を上げるために仰角を大きくするとCD値も大きくなることがわかります。
デスコンさん、自分はこのように理解してますが間違ってますか?
超音速
- 超音速
なんでこいつはこんなに喧嘩越しなんだw
2ちゃんみたいな匿名サイトでもないのによくそんな喧嘩越しに書き込みできるね。凄いよ。
緊急出力
- 質問者は何処にエンジンパワーを費やしたのか?という事を聞いていましたので、そう答えました。
速力が低下するのは、エンジンパワーによって生まれる推進力の一部を、翼によって浮力に変換し、重くなるほど浮力への変換量が多くする必要があると、私は解釈しています。
申し訳有りませんが、大雑把な仕組みしか知りませんでしたので、揚抗曲線のグラフ等は知りませんでした。
バラクーダについては、本等の情報を持っていませんでしたので、知らないと答えました。
自身の知りうる限りでは回答をしようと思っています。
デスコン
- 何か、怒らせるような事や、苛立たせるようなことをしたのならば謝罪します。
以前の時のように、無意識の内に回答者を激怒させてしまう事がありました。
妙な言い方などがあったら、指摘して頂けると有り難いと思っています。
デスコン
- あまり説教垂れたくはなかったんですが、
1.の書き込みが果たして回答の体をなしているのか?バラクーダについて知らなくても回答になると思ったならあまりに無責任なように見えましたので。
何と比べて重さと空気抵抗が大きいのか?たぶん天山と比べてだろうと思いますが、ではなぜもっと重くて抵抗も大きそうなアヴェンジャーより低性能なのか?と突っ込まれるかもしれない。そこまで考えて回答しましたか?
>自身の知りうる限りでは回答をしよう
私も同じ考えです。
しかし私も昔、中途半端な知識で回答して常連さんに怒られたこともあります。(今はもうないとまでは言えませんが)
以来私は本などがなくてもネットで英文サイト含め可能な限り調べるようにしていますが、調べる過程で初めに思った解答を否定するような情報が出てきて、思いつきで回答しないでよかったなと思うことも多々あります。
喧嘩腰にみえるでしょうが、一応便乗質問だとお断りした上で疑問形にしてデスコンさんのお立場を考えたつもりです。
質問にお答え頂き恐縮です。
超音速
- 質問者様、スレ汚しして申し訳ありません。
本題に戻りますが、
バラクーダは天山より1t以上自重が重いですが、これは急降下爆撃に対応させるため機体強度を確保したからです。
超音速
- 確かに、自分の回答を改めて確かめると、TBFと天山を比べるものになってました。
次からは、もっと詳しく調べた上で回答に不備が無いか、要注意します。
有り難うございました。
デスコン
- 英語版ウィキペディアでいいので、計画年度と初飛行年を見てください。
バラクーダはアヴェンジャーや天山のような単葉艦攻第二世代ではなく、デバステーターや97艦攻と同じ第一世代で、ただし計画が2年ほど遅く、開発に手間取り、初飛行も実戦配備も遅れた、ので、アヴェンジャーに実戦配備が追いつかれてしまった、という機体です。
三菱97式2号艦攻が固定脚なのと同様、バーラと同時試作のスーパーマリン322は固定脚でしょう? その世代なんです。
馬力は200どころか、500馬力ぐらい小さいのではないでしょうか?
また、重量過大は急降下爆撃の「機体強度」のためでしょうか?
FAAのこの時の急降下爆撃の降下角は日米海軍やドイツ空軍と同程度だったのでしょうか?
もっとしょうもない改修のくり返しで重くなっていった印象もありますが・・・
97艦攻を一世代後までいじり倒していたようなものと考えれば、時速300Km後半は「そんなもんか」ではないでしょうか。先輩のデバステーターよりは速いのですから。
個人的には、フェアリーの作だと、ファイヤフライのほうが、馬力の割に遅いような気がします。
六
- >馬力は200どころか、500馬力ぐらい小さいのではないでしょうか?
RRマーリン32は離昇出力1620HP、ライトR-2600-20は離昇出力1900HP、火星25型は離昇出力1850HPですね。
アヴェンジャーTBM-3からR-2600-20エンジンになるんですが、それ以前のR-2600-8は離昇出力1700HP。
質問者さんはR-2600-8のデータを見ていたのかもしれません。比べるならこっちの方が妥当な気もします。質問者さんすみません。
>FAAのこの時の急降下爆撃の降下角は日米海軍やドイツ空軍と同程度だったのでしょうか?
とある洋書によりますと、降下速度は280mph(450km/h)、降下角はティルピッツ攻撃の際50〜60度で急降下爆撃を行なったそうです。
このあたりなら九九艦爆と同じ程度か、やや緩い程度でしょう。
>もっとしょうもない改修のくり返しで重くなっていった印象もありますが・・・
しょうもないかどうかは評価しだいですが、バラクーダの自重はヘルダイヴァーSB2C-1やシュトルモビクIL-2より若干軽い程度でして、低高度での最高速度はIL-2と同じくらいです。
超音速
- >12 情報感謝、結構な降下角ですね。ソードフィッシュやアルバコア時代から操典が変わったのでしょうか。
手元の本でも1620HPとありますが、こんなに出ていたのでしょうかね?
Mk.30と同じ一段中程度過給で、シリンダーブロックを二分割したのが特徴で、どうしてぽんと320hpも増えたのか不思議に思っています。
もしかして質問者さまはMk.Vを想定しておられたのでしょうか。
グリフォンVIIIや37の・・・
六
- そうですね。
Wikipediaによりますとブースト圧が+18psiあるかわりに、全開高度は2,000ftにすぎません。公称出力ではなく戦闘出力ですし。
シーファイアL Mk.IICと同じエンジンですが、中高高度性能を捨ててしまうというのは日米海軍とは違った独特の思想があるようですね。
超音速
- 本をつらつら眺めるに、マーリン45と45M(タービンをクロップしたと記載)にも大きな馬力の差があります。
32もクロップしてあったのかな。
北太平洋だって曇る日は多いわけですが、北大西洋はもっとひどいと英海軍は考えていたんじゃないでしょうか。どんより垂れ込めた雲の下を這うように飛ぶのが「いつもの任務飛行」なんだから高高度性能は要らない、むしろ航法員が欲しい・・・だって相手は敵戦闘機ではなく、水上偵察機かなんかなんですから。
原質問に戻ります。こまかな馬力の差はともかく、古い機体に無理に近代的な装備を詰め込めば重量も空気抵抗も大きくなり、千数百馬力で時速300km代後半、2000馬力で時速400kmちょぼちょぼなのはそんなもんでいいとご納得いただけたしょうか。
大パワー高速を前提とした新しい世代の重さとは意味が違うわけでして。
六