1304 着艦制動装置について教えてください。
着艦制動装置は、制限とされる重量を一キロでも超えるともう完全に運用できなくなるのでしょうか?
例えば制限5トンの装置に全備重量5.1トンの機体が着艦することはやはり不可能なのでしょうか。
資料が少なく、皆さんの力をお借りしたいと考えています。
チャカ

  1. 1.着艦制動装置そのものは知りませんが、航空機に限らず通常の機械設備では、ある程度の余裕を持っているはずです。なおこの場合、制限値を超えた程度やその回数に応じて使用回数を減らしたり、次回の検査までの期間を短縮したりする様なことが行われています。
    2.この一方、ヒューズやNFB等の安全を担保する機器では、予め定められている5パーセント等の制限値を超えた場合には、直ぐ作動したりします。

    UK

  2. ご返答ありがとうございます。
    つまりある程度のマージンは取っていた、と取って構わないのでしょうか?
    チャカ

  3. どの様な設備、機器でもある程度のマージンは取っているのが普通です。例えば、戦艦大和は、公試では110パーセント過負荷運転を行っています。また、数十年前ですが、民間航空機の設計における安全率は2.5でした。着艦制動装置でも、ある程度の余裕は採っていると思われます。但し、(何か他にも問題があったりして)万が一にも事故が生じれば大変です。従って、非常時を除き、通常の運用では、重量等の制限は厳しくなされていると思います。
    ビルのエレベータでも、物理的、機械的には余裕はあるが、運用面から厳しく制限することは、同様と思われます。

    UK

  4. 航空機の安全率2.5は大きすぎます、1.2前後のはずです
    tu

  5. 1.2はちょっと怖そう。現行は規定で1.5と出てきますね。不安の有る物は更に係数を掛ける様です。
    暇人

  6. 航空機の安全率は、第二次大戦時だと1.8か1.5程度では?
    また、現在でも航空機の安全率は1.5だったと思います。1.2は小さすぎるかと。
    P-51Hは過剰な安全率を削って機体を軽量化したと聞きますが。
    きっど

  7. ttp://www.jal.com/ja/jiten/dict/p110.html#02

    抜粋「現行規定では,一般に1.5の安全率を採用しているが,特に強度の不確実な部材に対してはさらに特定係数を乗じたものを安全率としている。」

    超音速

  8. 4から7: 数十年前の民間機と記載しています。
    インターネットで検索すると、(何時から定められた、あるいは変更されたのかは知りませんが)下からの風に対しては2.5、上からの風に対しては1.5等種々記載してありますね。
    UK

  9. 遅れて申し訳ありませんが、御参考までに。インターネットで検索すると、Wikipediaのニミッツ級航空母艦の説明では、「Mk.7−3は、105ノットで進入してくる重量22.7トン(非常時は27.2トンまで)」と記載してあります。
    小生の推測ですが、着艦する航空機の重量は速度に応じて、交換回数を調節するようなこともなされているかもしれません。
    UK

  10. 日本空母の着艦制動装置は10%の余裕を見ています。
    (但し、これは着艦速度が制限されていたため、速度をあまり考えずに済んでいた時代のことです。同じ重量でも着艦速度の大きい機体では無理が出るということです。)
    BUN

  11. >8
    ICAOの基準です。それ以前は各国ばらばらで2.0とかで有ったのがICAO批准にあたり1.5にしたとか。最近の資料を調べておりますが残念ながら今の所明確な物が見当たりません。逆に言えば最近の明確な物が出て来ないと言う事は現行でもそうな様な気もしますが。
    暇人


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