1347 WW2時のアメリカ陸海軍は対艦水平爆撃についてどのような見解を持っていたのでしょうか?
ヘルにゃんこ

  1. 「議会から予算を獲得する名分」以上の意識は持ってなかった様に思えます、予算を請求される議員等文民も含め。
    ノルデン照準器やGP爆弾など将に対艦水平爆撃に適合した機材を持ってるにも関わらず、
    米陸海軍の航空軍は水平爆撃による対艦攻撃は有効ではない、しかし対地爆撃機への予算を請求する名分としては有効と判断し
    議員等文民もその認識を共有しつつ対艦水平爆撃という嘘の名分による実際には対地爆撃機への予算請求を承認した様に思えます。
    にも。

  2. 大戦前のアメリカでは、敵空母による都市爆撃が脅威と考えられたのでB-17による長距離対艦攻撃は本土防衛の重要な手段とされました。
    よって戦前の陸軍航空隊では対艦水平爆撃は戦略爆撃と同じぐらい重要でした。

    水平爆撃の精度の悪さは大型機から多数の爆弾を投下する公算爆撃でカバーできますが、単発の艦上機でそれは困難なため、海軍では急降下爆撃のほうが重視されていました。
    それでもTBDデヴァステイターには一応ノルデン照準器が装備されました。

    開戦後、日本軍に対しB-17で対艦水平爆撃を行なったものの殆ど戦果を挙げられず、このため陸軍航空隊の対艦攻撃は反跳爆撃に転換していきます。ビスマルク海ではB-17も巨体ながら反跳爆撃をしているのです。

    海軍では開戦後も、TBFアヴェンジャーのノルデン照準器装備が何故か続けられます。これは対地爆撃も想定してと思いますが、TBM-3あたりからノルデン照準器が除去され、ようやく水平爆撃を捨てるようです。これはアヴェンジャーも急降下爆撃を行なうようになったためと思います。

    超音速

  3. 追記
    陸軍航空隊は対艦水平爆撃を一切捨てたわけではなく、B-24部隊では続けられています。
    比島沖海戦後ブルネイに帰投する戦艦大和にB-24が水平爆撃で至近弾を与え浸水を生じさせています。
    超音速


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