1348 日本陸軍20ミリ機関砲ホ5について

この機関砲はブローニング12.7ミリ機関砲の拡大版で機関部が大きく主翼に収まりがたいものでしたが、日本海軍「零戦」の主翼でしたらどうでしょうか?
史実として外国でもやらなかったエリコン20ミリ機銃のベルト給弾に成功しましたが、「もし」何かの手違いでベルト給弾化に失敗かつ、日本陸軍ホ5の開発実用化が2年ほど早く急速に日本海軍に回せるほど数が揃い日本海軍が武器弾薬の共有化を重視してホ5の採用に踏み切ったら・・・なんか全然実現しそうもない「妄想」ですが。
零戦52型丙から主翼に13.2ミリ機銃を追加しましたが主翼燃料タンクがなくても機関部が大きくてあの位置に装備せざるを得ないかなと思い、ホ5だったら2つの主桁の間に収まるのだろうか?と

  1. 若しもタラ、レバの話は、議論ボードでして下さい。この際、何故かかる事項について議論したいのかを明記しておくこと。
    UK

  2. そうですか申し訳ありません。二度と質問致しません。


  3. ここはQ&Aサイトな訳ですから、議論するつもりがなく純粋に知識を集めたい人が書き込む場所でしょう。
    議論したい人が議論ボードに行けばよい。

    話題がタラレバだから、妄想だからというのは関係ないんじゃないですか?
    どうなんですかね

  4. 機関部の背が高いというのはホ103に比べてということですから最初からホ5の装備を考えて設計されていれば問題はありません。
    ホ5がもっと早く実用化していれば、といった仮定は面白いことですが、現実のホ5は昭和19年になっても問題の多い機関砲でしたからなかなか難しかったでしょう。
    ホ5の実用化は早まるか。
    それは零戦の主翼に収まるか。
    立派な質問だと思います。

    それからUKさん、頭から人を排除するのはやめてください。

    BUN

  5. >ホ5だったら2つの主桁の間に収まるのだろうか?

    とのことですが、実はその条件だけでいうと、ホ5は三式戦の主翼桁間にでも収まるのだろうと思います。
    翼内銃を搭載するあたりの桁の間隔は三式戦、四式戦、零戦でそう大きな違いはありません。

    問題になるのはBUNさんも書いておられる「機関部の背の高さ」、つまり翼厚との関係だろうと思います。
    それでいうならば、零戦の主翼は弦長が大きく、ふたつの桁で囲まれた機銃機関部を収めるエリアが、三式戦、四式戦などよりも相対的に主翼の前方、つまり比較的翼厚のあるあたりに来ますから、厳密に寸法を採ったわけではないのですが、まあ、入るだろうな、という気はします。

    四式戦の主翼に収まって、三式戦には入らない、というのは翼型の問題なのです。



  6.  翼型(機関部高さ)だけが問題ならば、そしてホ5をどうしても搭載したいのであれば、翼にバルジを設けてでも搭載するのではないでしょうか?
     実際、ドラム型弾倉を大型化するためにバルジを設けたことがありましたよね?
    おうる

  7. 零戦の例でいうならば、100発ドラム弾倉による突出と相殺する形で翼端を切っています。元々発動機出力に余力がない当時の日本戦闘機で空力的なロスは痛すぎるのです。


  8. バルジとかで20Km位速度低下でしょうか。
    ハ140の失敗というか、生産遅延が有ったのが一番の原因かと思いますが、キ61−1丁の改造は正解だったのでしょうか。
    暇人

  9. 命中率だけでいえば、モーターカノン→胴体→翼内の順ですので、三式戦一型丁は意味あります。プロペラ同調できるのがホ5のよいところです。

    さらに翼内へのホ5装備が望まれているのは、胴翼で20ミリ4挺装備としたいからなのです。


    最初のお題に戻って、零戦にホ5を装備する意味があるとしたら、「胴体銃として使える可能性」ということの方が大きいかもしれませんね。零戦も20ミリ4挺装備としたいところ、翼内に13ミリを増設することしか出来ずにいましたから。


  10. 零戦のエアフレーム、栄・金星エンジンの伸び代が限られる事を考えれば
    機銃を胴体に集約して外翼を少しでも軽くし劣っているとされるロールレートを上げるのが合理的で
    機銃の機関部を軽量に出来るAPIブローバックではないホ5を敢えて搭載する意味が在るとしたら其処です。
    にも。

  11. 質問者様、皆様、横から小物が失礼します。
    ホ5を積んだ隼三型乙とは、コクピットに収まらず、機首の17センチ(20センチという説あり)延長と、前後バランスを取る為に胴体後部を重く作った事でかなりの重量増加をきたしていませんか。
    三式戦一型丁など、1944年あたりでは大口径+ショートリコイル+マ弾の不良という事で機首破損への懸念が更に重量過大に輪をかけたものと思われます。四式戦ではホ5を機首に搭載するのは暫く見送っていた筈です(ホ5の供給難も挙げられます)
    そんな状況で零戦の機首にホ5を積んでも、ロールレートを除く飛行特性全般の低下を甘んじて受けねばならないでしょう。
    ホ5の利点といえば、軽量さと高い(500発と遅い九九式二十粍固定機銃と比較して)発射レートが挙げられます。
    しかし片方の利点、軽量さでは、九九式は二号銃になってもさして変わらないほど軽いのは言うまでもありません。
    零戦の主翼に搭載するにあたって、たらればの話ですが退却長を縮めて強力なスプリングで発射速度を増大せしめた、発射速度増大型乃至は5型の導入と零戦の機銃取付部の剛性強化、陸軍で先行しているリコイルバッファーや砲口制退機といった技術の導入などが「何かが間違って」先行したときのそれが、質問者様の考えるホ5導入の目的に合致するのではないでしょうか。
    パンジャンドラム

  12. おっと、マズルブレーキなどと頓珍漢な事を書いてしまいました。深夜のテンションという事でお許し下さい。
    尚、集弾性能の悪化については、よく分かりません。一応、二号銃と三式十三粍固定機銃を斉射して実用に耐えるだけの射撃制動は可能なようですが、リコイルバッファーには機体の振動を抑える一方で機銃の緊密な固定を阻害するもので却って集弾性の悪化を招く可能性もあります
    ただ、質問の原点に立ち返ると、零戦に発射速度の高い20粍翼銃を与える意図を感じたので、これではどうかと便乗させていただきました。
    パンジャンドラム

  13. おっと、酒のせいかよく読んでいませんでした。補給の一本化の為でしたか。それは失礼しました。性能上よかれという事で海軍にホ5導入ではないのですね。てっきり時系列曲げてまでホ5を贔屓するもんだからそう思ってしまいました。一本化に拘るなら単発戦闘機用20mm固定機銃は実用化したものの中で選択肢に入れられるのは「九九式かホ5しかない」のですから、陸海軍統一機銃として機首同調出来ないAPIブローバック陸軍に強いる事は出来ないから、やはりホ5という事になりますね
    海軍だけの事情を見た場合、機体は主翼20mm武装が可能で必ずしも機首同調に拘る必要がない事から、最初から高発射速度+ベルト給弾の利点がいいなら4型発射速度増大型なり5型なりの前倒し方がいいと思われます。本家アメリカも諦めた大口径+ショートリコイルで、案の定日本でも苦労が絶えなかったホ5をわざわざ海軍まで強いる事は無いかと思われます。こっちも悪い噂は絶えないと言われますが件のホ5よりかは安定してる気がします。
    パンジャンドラム

  14. >.12 一式戦と違い零戦は発動機と操縦席の間に燃料タンクを持っています。燃料タンクの中心となる機能を主翼のタンクに移せば空間を確保出来ます。
    >.13 陸軍の20mmは強装のものを九七式自動砲から独自開発しようとしましたが上手くいかず、弱装にしたホ5を実戦化したのも昭和18年以降です。
    海軍と違いドクトリンに照らして重爆邀撃が切実では無いからですが、陸軍も海軍もエリコンが駄目なら20mm自体を諦めて13mm級を多銃装備するしか無いのでは。
    にも。

  15. 97式自動砲→ホ1→ホ3はイスパノと似通った構造の様でプロペラに同調させるのが困難な様ですが
    若しプロペラに同調させられるなら
    胴体内の乗員がメンテナンス出来る所にその機銃を積む事が出来、其は一門だけでも非常に強力です。
    以上は夢物語であり
    亦若し同調不要のプロペラ軸にそれらの機銃を装備出来るのであれば其は最早「零戦」では無く
    日本の国産戦闘機の20mm級機銃には1944年までエリコンFF以外の選択肢は事実上無かったと考えます。
    にも。

  16. ホ3は長いカートリッジを使うわりに32kgと軽量なので、同調可能だったとして、給弾方法さえベルト給弾に出来ればそうですね。発射レートはガスオペなのでガス圧を上げて調整可能ですし。ただ、燃料タンクをどけたとしても零戦の機首には一丁しか収まらず、一式戦や三式戦は更に長っ鼻を強いられたかも知れませんね。
    私もエリコンが無難で良い気がします。なお陸軍の軽量なマ弾ならドイツがイカリアMG-FFで初速を稼いだ様に、弾道のドロップは補えるでしょう。重爆相手の貫通力の不足は陸軍なら問題にならないでしょう。
    むしろ陸軍機は簡易な単桁構造への移行のチャンスと見るべきです。もっとも、ゴタゴタの末に間に合わせのキ43にそれを求めるのが酷ではありますが…。
    パンジャンドラム

  17. 大変遅くなりましたが最後の書き込みです。

    4 ・・・BUN様、私の下手な質問のフォローありがとうございます。ホ5機関砲は主翼に搭載する場合、キ61は専用主翼設計、キ84は主翼面積拡大(試作2号機以降)の対応を強いられています。私にとってホ5機関砲は、現物を見ることができませんし、データーも全長や銃身長は記載されてても機関部の詳細までは記載されておらず、どれだけ機関部が大きいのかイメージできません。別に機関砲としてホ5を評価しているわけでありませんが(日本海軍エリコン2号銃5型が早期に実用化できるのなら、そちらに統一した方が良いと思いますし)、上記2機種に比べ比較的主翼容積に余裕がありそうな零戦だったら?、と思い質問させていただきました(やはりifをいれたのは不味かったかも知れません)。

    5、7、9・・・片様、回答頂き有り難うございました。お礼申し上げます。

    先に述べた通りもう「質問」も「書き込み」もこれで最後にします。改めて有り難うございました。





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