1414 初期の航空機の倒立エンジンはプロペラがエンジン直結だったため正立エンジンよりもプロペラと地面との距離を取れていますが、
減速機をかませるようになってからは地面との距離が正立エンジンと逆転しています。
星型エンジンのように減速機をかませてもクランク軸とプロペラ軸が直列になるようにできなかったのでしょうか。
ナマケモノ

  1. 同軸タイプの減速ギアを持つV型エンジンもあります。アリソンV-1710はモデルCまでがそうで、モデルE/Fから平歯車となったのでカーチスP-40はD型からプロペラ軸が高くなってます。

    DBやJumoのように倒立V型+平歯車はプロペラ軸位置が低いデメリットがありますが、前下方視界が良好というメリットがあるのと、Bf109ではモーターカノンを装備したかったという理由があります。
    超音速

  2. 正立V型エンジンにできるのですから倒立V型エンジンにできないわけがないのでしょうが、
    実際には正立エンジンしかやっていないということは、プロペラ軸の位置は下にあったほうがメリットが多いのでしょうか。
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  3. そういえば航空機用倒立V型エンジンはドイツぐらいしか開発していなかったので、ドイツが前下方視界やモーターカノンに固執していたと理由だけで事足りますね。

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  4. 初期のアリソンV-1710が同軸タイプの減速ギアだったのはプロペラ位置を突出させて機首を流線型に整形する意図がありました。
    また、アルグスAs410は倒立V型+遊星歯車の同軸タイプです。これは空冷エンジンなのでシリンダー前方を空気取り入れ口にしたかったためと思います。
    超音速

  5. 順序立てて考えましょう。正立か倒立かでは無く、クランク軸に対してどの様な位置関係でプロペラ軸が在るか。
    空冷の場合、
    気筒の特に頂部を冷やす状態の良い気流を取り込むには正面からが望ましいので、それを塞ぐ位置に減速機が置かれるのは望ましくありません。
    亦、
    クランクシャフトの中に機銃は通せませんので、プロペラ軸に機銃を通したければ上下軸でクランク軸からずらして設けなければいけません。

    にも。


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