1417 ウイキペディアのゼロ戦のページの航続距離の欄を見ると見慣れない表記がされています。
>>巡航3,350 km(増槽あり)/巡航2,222 km(正規)
>>全速30分+2,530 km(増槽あり)/全速30分+1,433 km(正規)

「正規」というのは機体内のタンクで飛べる距離の事でしょうか?それとも違った意味があるのでしょうか?

「全速30分+2,530 km」の全速30分+とはどのような意味でしょうか?

また「巡航」というのは具体的にどれぐらいの速力の事なんでしょう?

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B6%E5%BC%8F%E8%89%A6%E4%B8%8A%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F%E3%81%AE%E6%B4%BE%E7%94%9F%E5%9E%8B

よろしくお願いします。

まやん

  1. まずは基本知識としてこちらを
    http://www.warbirds.sakura.ne.jp/truth/zeke.html

    関連する過去ログはこちらをご覧ください。
    http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002498.html
    http://www.warbirds.jp/ansq/12/A2003217.html
    http://www.warbirds.jp/ansq/12/A2003423.html
    超音速

  2. 詳しいサイトをありがとうございます。
    流し読みですが、日を変えて3度読み、満載の事ではないのは分かりましたが・・・

    正規の2文字だけだと「正規全備」とも、他に何かの規定がある(たとえば速度や量など)とも受け取れてしまうので・・・
    「正規」は機体全体が【正規全備状態】であるという事でいいのでしょうか?
    wikiの「正規」の文字を「正規全備状態」と書き換えても問題ないということでしょうか?)

    また、タンクに空きがあるようですが、実際に満載にした時の飛べる距離はどれぐらいなんでしょう?
    まやん

  3. 紹介した過去ログに燃費・巡航速度・タンク余積の数値があるはずですのでご自身で計算されるとよいと思います。

    ですが、念頭に置いて欲しいことがあります。

    まず航空機の巡航速度は必ずしも最も燃費の良い速度ではないです。
    零戦の経済速度は135ノット(250km/h)ですが、この速度で飛んでいては目的地に着くまで時間がかかって搭乗員が疲労したり、帰還が日没後になったりするので、巡航速度はもっと高めにするのです。

    そのため経済速度は一定空域での空中待機や哨戒、帰還までの残燃料が不安になったときなどに使います。

    また気象の影響で航続距離は増減しますし、編隊飛行するなら空中集合にかかる時間分よけいに燃料がいります。

    正規状態で胴体タンクを満載にしないのは、胴体タンクを満載にするとノーズヘビーとなって性能や操縦安定性に影響するからです。したがって胴体タンクに余積がありながら増槽を使う状態があるのはそのほうが安全だからです。

    これらをもしご理解の上でしたら失礼します。
    超音速

  4. 知らない事だらけですので非常に勉強になります。
    それでは、距離に関しては時間がある時に数字を拾って計算してみます。

    まやん


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