それは過言です。
　たとえば、メルセデス･ベンツのA180dはルノーのエンジンを積んでおり、Mini、プジョー、シトロエンはBMWエンジンですが、メルセデス、Mini、プジョー、シトロエンとしか呼びません。
　したがって、零戦のエンジンが中島製で、その生産の過半数が中島製であっても、三菱の戦闘機です。紫電や五式戦も同じです。
　
hush

おおまかですが「軍との主契約」「企画」「設計」（ここまで”開発”）「製造」を基準としていると思われます
零式艦上戦闘機は三菱が上記（開発）を行っていますので「三菱 零式艦上戦闘機」となる訳です。
但し”○○社製”と言うのは上記とは別に捉える場合もありますよね。
例えば一式戦は立川でも製造していますが、誰も「立川飛行機 一式戦闘機」とは言わず
「立川飛行機製（造）の一式戦闘機」、零戦の場合も「中島飛行機製（造）の零戦」と言った感じで呼ばれるわけです。

なんか屁理屈重ねるような文章で済みません･･･
陸奥屋

航空機の主動源はエンジン、から、紫電改〜以下までが飛躍しすぎちゃっている為なんじゃないかと。つまり、エンジン＝航空機といった、もう一段階が要るんじゃないかと思うです。
で、エンジンは航空機の性能・性格（用途）の主たる要因には成り得ても航空機そのものとまで言えるほどのウェイトは占めてないと思うです。

なんか、設計技師の発言らしい言葉が念頭にある様に感じますがアレは開発・製造・入手の困難さに比べれば、の話と見るべきかと。
普段はＲＯＭ

　エンジンが同じなら同じ機体として評価するという考え方は無いわけではありませんが、それは戦力的な意味で性能を評価するうえでの話で合って機体を製造したのが〇〇の会社だけどエンジンが▽▽だから▽▽社製の機体として扱う（または呼ぶ）というような意味ではありません。

　機体の性能がエンジンに依存する以上、エンジンの性能以上の飛行性能を機体設計の妙で引き出すことはできません。なので、戦闘機なら戦闘機として、攻撃機なら攻撃機として同じエンジンで最大限の性能を引き出そうと極限まで頑張ればどうしたって性能は同じようなものになる。だから、エンジンが同じなら同じ機体として評価する・・・という事です。

　こうした考え方は機体設計者、製造者が本当に極限までベストを尽くしている状態で、なおかつ稼働状態にある機体を戦力として机上で評価する場合に限って使える話でしかありません。

　エンジンがどこ製で機体がどこ製かは実際にその機体に接する人からすればもっと重要な話で、同じ型式同じエンジンの零戦ですら機体製造が三菱だったか中島だったかは整備兵や搭乗員にとってはそれなりに気になる要素で、まったく無視して▽▽製エンジンを積んでるから機体は〇〇製だけど▽▽製の飛行機とか言う事はありません。
おうる

陸軍の例がわかりやすいのですが、エンジンの「ハ○○」というのは発動機のハで、「キ○○」のキは機体のキです。
飛行機としてはキ番号で呼ばれるわけですから、発動機は機体の一部でしか無いと解釈できます。

つまり「紫電は川西製の飛行機で、中島製のエンジンを搭載している」というだけであり、中島製の飛行機にはなりません。

製造工場の話であれば塗り分けの違いや銘板で分かりますが、そうなると「エンジンメーカーが機体のメーカーと言っても過言ではない」という話とはずれてきてしまいますね。

Shusui

どの発動機を使ってどういった武装でどういった性能を出す機体を作れよと、決めるのは軍です。

紫電の原型と言って良い強風の発動機は三菱の火星です。
五式戦は、ほぼ単なる発動機の換装型で元は川崎のハ-140です。
暇人

例に挙げられている日本軍機だと、型式にＭとかＮ、Ａといった機体製造会社を示す記号が入ってる訳で現場も技術者も、それにならった認識だと思いますよ。
実はエンジンメーカーで認識していたんだよとかなら、こんな面白いエピソードはそうは無いハズなので回想等で話されて有名になってると思います。

普段はＲＯＭ

＞７

いちいち噛みついて申し訳無いのですが、ＭだのＡだのは海軍の話です。
暇人