1529 さて私にとって武器、装備全般#841から始まる「長砲身か大口径か」の大トリの質問になります。

ドイツ空軍のフォッケウルフFw190D型戦闘機において、D-12型→D-13型の改良でプロペラ軸内武装がMK108・30ミリ機関砲からMG151/20E・20ミリ機関砲に変更されております。計画番号の新しい方が小口径化しているという一見不可思議な設計変更をしているわけです。

MK108はプレス加工を多用して生産性を上げているので、MK108の供給不足で取り合えずMG151/20Eを搭載した(日本軍によくあるヤツ)わけではないようです。

何かMK108にはカタログデータには出てこない特別な理由(例えば大戦末期の腕前が未熟なパイロットには爆発威力の大きいMK108より、長砲身で弾道が低伸し、発射時の衝撃がエンジンに与える影響の少ないMG151/20Eの方が好まれたとか)があって、あえて最新型に実績のあるMG151/20Eの方を搭載することになったのでしょうか?このあたりの事情についてご存じの方がいらっしゃたらどうぞ教えてください。

※蛇足
ちなみに私はFW190D−12もD-13もホビーボス社製のプラモ持ってますが、1/48では砲口径の違いなんて外目にはほとんどわからないという…。

備後ピート

  1. 同時期に実施を決めた計画に一斉に番号を振っただけだと思います。計画番号の新しい方が「スペックダウン」した例は他に幾らでもあります。
    それより、http://www.warbirds.jp/ansqn/ansq04.cgiの841番にも書いたのですが
    WarThunder Wikiなど見ると、Ta152にMk103を軸内砲のみならず内翼からプロペラ同調させて計3門積んでたりします。どこまで本当なのやら…
    にも。

  2. MG151の発射速度は、800発/分程度で、対重爆用としては威力が小さすぎる。
    MK108の発射速度は、650発/分程度と発射速度がやや遅い。

    MG151装備機は対戦闘機用、MK108装備機は対重爆用であり、用途が違うのだ、と考えるべきところです。
    口径が大きいから高級機材というわけではありません。



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