1547 第4世代や第4.5世代の戦闘機は優れたレーダーを持っているようですが、敵のステルス戦闘機が自機や僚機に向けて発射した長距離AAMを余裕をもって探知し、自機のミサイルで撃墜したりデコイを発射したりすることはできないのでしょうか。
UK

  1. 錯覚で艦船のところで質問しましたが、まず回答に対してお礼申し上げます。
    次に、質問の主旨(趣旨)について説明させていただきます。F15とF22の模擬空戦ではF22の圧倒的優位のみ報道されていますが、質問のようなことは全く報道されていないのが奇異に感じられたこと、F22のミサイル搭載数が少なすぎることに奇異を感じたことによります。
    若し、かかることが可能であれば、F22は本当にそんなにすごいのかなーと思った次第です。高価かつ整備にも結構手間暇がかかるようですし。
    UK

  2.  戦闘機が全周レーダーなんか載せてるわけでは無いので戦闘機単体の能力としてという意味なら出来ないでしょう。

     早期警戒管制機等他のプラットフォームのレーダーシステムと情報を共有する戦術情報ネットワークシステムでも構築されているなら出来るでしょうが、それは戦闘機の能力と言うより戦術情報ネットワークシステムの能力と言うべきであろうと考えます。
    おうる

  3. 自機や僚機に向かって発射されたのですから、全周レーダーでなくても良いと思われます。
    それと、もう一つ気になったのは、陸では敵の砲弾の弾道から敵の大砲の位置を発見するシステムが実用化されているそうですが、空対空ではどうなのかと思ったことです。長距離AAMは射距離を稼ぐため弾道コースをとると思いますが、自分に向かって発射されたAAMの特に初期の弾道から敵のステルス機の位置を凡そで良いから推定することは研究されてい居ないのかのかと思ったことです。
    UK

  4. こちらに改めて投稿しなおしたとのことなので、私の回答も転記しておきます。

    通常、敵AAMにロックオンされれば自動的に搭載ECM装置がジャミングを開始しますが、AAM側はジャミングされると妨害電波源追跡モードに自動的に切り替わります。
    そこで対策として、米軍では1990年代末からAN/ALE-50曳航型ECM装置が配備されており、空自では2012年からF-15用射出型ECM装置(J/ALQ-9A・B) が制式化されています。
    超音速

  5. 失礼しました。前述の曳航型デコイAN/ALE-50はポッド式なのでF-22には装備できないかもしれません。

    F-22の電子戦装置はAN/ALR-94が搭載されています。
    機体全周の30箇所以上に電波警戒センサーが埋め込まれ、広い周波数帯のレーダー電波を受信します。
    その能力は、こちらが相手のレーダーに探知される前に、電波発信源を探知できてしまうといわれています。
    したがって自機のレーダーをほとんど使うことなく相手の探知・分析ができてしまうのだそうです。
    超音速

  6. >3、長距離AAMは射距離を稼ぐため弾道コースをとると思いますが
     対砲レーダーのように発射点を探ることは不可能ではないと思います。ただ、すでに運用を停止していますが、AIM54の射程は200qを誇っていましたので、弾道コースをとる必要性はないでしょう。
     
    hush

  7. >3 
     レーダー誘導ミサイルならロックオンさればそれを検知することは出来るでしょうが、それだけではロックオンしたレーダーの発信源の方向が分かるだけで、距離や速度は測定できません。
     セミアクティブ誘導のミサイルならレーダー波の発信源とミサイルの位置は異なりますし、光学系の誘導方式を採用しているミサイルの場合はレーダー波を出しません。

     やはり戦闘機単体での能力としてそれを要求するのは無理も無駄もあるように思えます。
    おうる

  8. 無理も無駄もない戦いをしたければ敵と同世代かそれ以上の戦闘機・戦闘環境を揃えるしかないと思います。
    機材の不利を前提に、こう戦えば少しはマシに戦えるんじゃないかという事を言っているのだと思います

    ステルス機と非ステルス機の戦闘は、いわば目隠しされたボクサーが一方的に殴られるようなものだと例え話を聞いた事があります。
    しかし実際には見えないのは相手のボディーだけで、放たれたパンチまでステルス化できている訳じゃない。
    敵の第五世代戦闘機に先に発見されて先に中長距離のAAM攻撃をされたとしても、例えその一瞬でも攻撃された事を検知できれば、
    RWR等で撃たれた方角だけでもわかるのならばその方向に機首を向ければ自らのレーダーで敵ミサイルを捉える事ができ、
    そのミサイルに対して欺瞞なり自機や僚機のミサイルでハードキルなり何らかの行動ができるはずではないか。
    彼我の搭載AAM数によっては自分の身を守る事ぐらいはできるのでは、そういう意図の質問だと思います。
    世代で劣る以上は無駄のある戦いなのは否めないでしょう。

    これは僕も大変気になるところですが残念ながら回答できるだけの知識を持ちません。
    ゴミレス失礼いたしました
    傍観者M

  9. RWR(レーダー警報装置)は、いちおう距離も表示されます。
    しかし電波の強さで距離を推定しているだけなので、正確さには欠けます。

    あと、AIM-120AMRAAMは慣性航法やデータリンクによる指令アップデートで中間誘導され、終末誘導にレーダーを使うので、発射直後にいきなりレーダー電波が出るわけではないです。

    敵機がステルス機でもミサイル自体は非ステルスなので発射した瞬間を探知することは可能だと思いますが、追跡ができない以上は自己防御以上の対処は実質不可能だと思います。

    ステルス機に対して非ステルス機はどう戦うかというテーマは私も興味ありますが、これ以上は議ボ向きの話題でしょう。
    超音速

  10. RWRの距離表示について、過去ログを見つけました。

    http://www.warbirds.sakura.ne.jp/ansqn/logs/A004/A0000721.html
    超音速


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