1553 零戦は三菱製とライセンス生産された中島製がありますけど、部品の互換性がないとの事ですが

三菱製零戦が配備されている部隊に中島製零戦の修理用部品が搬入されたり
中島製零戦を配備している部隊に三菱製零戦の部品が搬入されてしまい修理部品があっても互換性がないので使えず修理作業が行えないという問題が発生したりはしなかったのでしょうか?

陸軍の歩兵用小銃は三八式歩兵銃と九九式小銃で弾の互換性がないために弾があっても使えないという問題が各地で多発したそうですが
零戦でも同じような問題が起きたりはしなかったのでしょうか?
回答をお願いします。
ライ

  1. www.warbirds.jp/ansq/1/A2000621.html
    www.warbirds.jp/ansq/11/A2002556.html
    一般論ですが、地上戦の最前線で使う歩兵装備に較べ、航空兵器のうち依後方の飛行場から発着するものは比例して兵站の段列で楽が出来ます。
    亦、6.5mm 7.7mm と違うサイズよりも、殆ど全く同じサイズなのに微妙に互換性の無い複数規格の7.7mm 弾の併用こそが、より負担でした。
    にも。

  2. こうしたお話の多くは批判のための批判として話し手、書き手が頭の中で考えたことですので、現実とは異なります。
    九九式を装備した部隊は九九式で統一され、三八式を装備した部隊はそれで統一されており、例えば師団が異なれば同じ補給部署から弾薬を交付されることは原則的にありません。

    また、回答1,のような兵站の段列?といったものは航空隊にはありません。
    飛行機はプロペラ、発動機、機体などの正副来歴簿といった多数の書類が1機ごとについて回る極めて面倒くさい兵器ですので、もともと整備が大変なので現実には大きな混乱はなく、中島製と三菱製の零戦が同じ航空隊に配備されていても大きなトラブルは発生していません。
    また、互換性が無い、とは何の部品がどう互換性が無いのかということも大切で、例えば工作の仕上げが異なる中島製風防と三菱製風防は互換性はあり、工場完成時に三菱製風防を取付けた中島製零戦というものも存在するのです。
    脚やブレーキなどに互換性の無いものがあったとして、それらがどれだけの交換頻度だったのか、といったことも重要で、機体が前線にある平均的な期間を超えるような、年に一回程度しか交換しない部品であれば互換性などまったく必要無いのです。
    ただ部品に互換性があればいい、という話ではなく、当時の考え方でその部品をいきなり交換できなくて調整して組み付けることも互換性の範疇なのです。それで困るような部品にはそれなりの対応が為されているのが普通です。
    BUN

  3. 修理を施して復帰させなければならない機体の背後には、修理不能、もしくは、重傷なので極度に後回しにされる機体が存在しています。
    戦闘中の母艦上では海中に投棄されることもありますし、基地では修理のための部品取りの対象になります。そうしたものが馬鹿にならない数で存在します。
    戦地では、廃機から取ってきたと思しい他機の製造番号を持つ部品を使用して修理されている例が数多く(おそらく、補用部品の使用例よりも多く)見受けられるように思います。


  4. 1.ではURLにリンク貼られてませんが、その過去問を紹介するのが目的です。
    にも@追伸。

  5. >4
    「殆ど全く同じサイズなのに微妙に互換性の無い複数規格の7.7mm 弾の併用こそが、より負担でした。」
    といった事が前線で本当に頻繁に起きていたものでしょうか?
    何か当時の記録などをご存知なのですか?
    BUN

  6. 航空機の話題ではないので。
    先ず、.1の書き込みは、貼ったリンク先を紹介するのが目的です。
    www.warbirds.jp/ansq/1/A2000621.html
    www.warbirds.jp/ansq/11/A2002556.html

    それだけでは寂しいと思ったので、質問者が書かれた
    「三八式歩兵銃と九九式小銃で弾の互換性がないために弾があっても使えないという問題が各地で多発」
    は後で述べられたように戦域や所属部隊の大きな枠でどちらの小銃を配備するか統一されるので、質問者が云われる程では無い。
    それよりも、
    他のサイズは全く同じなのに縁の経だけが違う、半起縁式の八九式・九二式普通実包と
    無起縁式の九七式・九九式そして九二式普通実包(新)、という7.7mm口径弾の乱併用こそが、
    質問者様の書かれる様な事を起こしうる蓋然性が在ったと考えました「当時の記録」など参照しておらず確たることは書けませんが。

    挙げた7.7mm口径弾のうち、八九式は航空向け、九七式は戦車向け、とより幹に近い上流で段列が分けられていたとしても、
    九二式(歩兵支援用の重機関銃用)・九九式(軽機関銃・小銃用)そして九二式(新)(同じく重機関銃用)は、
    前線に迄延びなければいけない歩兵部隊の段列(段列ではない行李だと仰るのかも知れませんが)に供されるのですから。
    そして上述の理由により「(兵站の段列に)より負担でした」と抽象しか書きませんでした。
    亦、
    .1の書き込みに際し「段列」という言葉を一応検索しました。
    http://www.warbirds.jp/ansq/8/H2000099.html
    「「段列」は砲兵、戦車部隊で、歩兵部隊で言う「行李」のことを指す言葉」
    だから航空部隊への補給網は段列と呼ばないのだと仰るのかも知れませんが
    私が.1で「段列」という言葉を使ったときには検索で二、三見た定義を踏まえ
    「(後方からの)補給・整備の流れのツリー」という程の意味で「段列」という言葉を使いました。

    以上、煩わしました。

    にも@返信。

  7. http://www.warbirds.jp/ansq/1/A2000621.html
    http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2002556.html
    今度はリンク貼られる筈
    にも@追加。

  8. http://www.warbirds.sakura.ne.jp/ansqn/logs/D001/D0000238.html

    6.5と7.7の混在についての過去ログ
    超音速


Back