1587 連投申し訳ありません。
大戦中、自軍の位置を察知されないために無線封止は勿論わかるんですが、その状況下で、発進した偵察機と司令部の間で通信してたりしますよね。
MI作戦で有名な『敵らしきもの』『艦種知らせ』『帰りたい』『替わり送るからもうちょっとがまんして』のやり取りなど…
封止の一時解除なんでしょうか、それとも周波数や出力とかの工夫で封止と通信を両立してたのでしょうか?
Tonxy

  1. 1.MI作戦の場合には、封止の解除だと思います。MI島攻撃隊が出発しており、米側には日本機動部隊が近くに居るのが判っていることは日本側には自明であり、何も無線を封止する必要はないからです。なお、この場合には暗号化したため、司令部に敵発見の通知が遅れたのを問題視する旧軍人の回想(緊急の場合であり、平文で連絡すべきであったた)を読んだ記憶があります。
    2.第1次ソロモン海戦の場合には、第8艦隊を発見した米偵察機は無線封止を命ぜられていたため、帰投後に一休みしてから連絡したことが、日本の大勝利に繋がったという記事を読んだことがあります。敵を発見したことを秘密にするための無線封止であるならば、既に三河艦隊に自分が発見されているのが判っている(高角砲で砲撃を受けた)のに封止を続けるとは、馬鹿な話です。
    3.ガ島からの撤収においては、我国の航空機が米国偵察機に成りすまして平文(もちろん英語)で、「日本の機動部隊を発見した」旨の偽情報を発信し、これが撤収の成功につながったという記事も読んだことがあります。この場合には、日本側は多分米国偵察機が使用する周波数を知っていたと思います。従って、通信は多分暗号化していたと思われます。
    UK

  2. UK様 ご指摘ありがとうございます。

    ミッドウェーでのタイムラインを見直してみたら、
    現地時間 06時ごろ 米軍索敵機に発見された電信を傍受
         07時ごろから米基地航空機の空襲
         08時半  味方機から米艦隊発見の報が入電
    それ以降に赤城と索敵機がやりとり、の順でした。
    自軍の位置が露呈したので無線封止は解除だったんでしょうね。

    日本艦隊は無線封止には注意を払っていたそうですが、一方で
    ミッドウェーでは水偵と司令部間で何度もやとりされていたのは
    どうしてだろうと思っていました。
    重ねてお礼申し上げます。
    Tonxy


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