1600 九七式艦攻の雷撃照準器について教えていただきたいことがあります。


操縦席の九七式雷撃照準器だけでなく、機外のエンジンカウリングに付いているトゲトゲした枠のようなものも雷撃照準器だと書籍等で解説されているのを見かけます。しかし、単に写真解説で照準器だと一言だけついている以外は詳しい言及もアップの写真も見つからず、あれが一体何なのかハッキリせずに個人的には釈然としません。天山や一号艦攻では付いていないようですし、そもそも操縦席内の照準器を使ったら良さそうなものですが、本当にあれは照準器なのでしょうか?



みなも

  1. 世傑、丸メカ、精密図面を読む、と全て雷撃照準器と明記されております。
    しかし三号(一二型)でも付いてる機と付いてない機に分かれてますね。

    そのうえで、推測を書くことをお許しください。
    あれは標的との距離測定に使うんじゃないかと思うのです。
    トゲトゲした枠、はとりあえず「外付け照準器」と仮称します。
    図面を測ってみると外付け照準器の幅は約20センチ、パイロットの眼との距離は約2m。
    全長200mの標的が外付け照準器と同じ大きさに見えれば距離2000m、2倍の大きさに見えれば1000m、という測り方ができると思います。

    雷撃法の基本は当サイト内のここにあります。
    http://www.warbirds.sakura.ne.jp/senri/23ura/32/32.html
    投下時の距離が遠すぎても近すぎてもいけない。
    標的を真正面に見て雷撃するわけではないが、外付け照準器で距離を測ってから操縦席の照準器で設定した見越し角へ機首を向け投下、という使い方を想像しています。

    付いていたり無かったりするのは結局使いづらかったからかもしれません。
    超音速

  2. 回答感謝いたします。銃砲等でも戦闘時、簡易に距離の見当を付けるための目安になる仕組みがあったりしますし、確かに簡易な距離測定のためかもしれませんね。非常に説得力ある推測と感じます。
    みなも


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