1703 第二次大戦時ニュージーランド空軍は、P40キティホークと共にF4Uコルセアを使用してますが
このコルセアは海兵隊使用機と一緒で艦載機仕様のままだったのでしょうか?
それとも陸上機仕様に改造されたのでしょうか?
まさのり

  1.  実のところ、陸上機仕様に改造されたものとの区別というのがよく分かりません。とりあえず、Arresting gear NZ F4Uで検索をかけてみましたが、明確にアレスティング・ギアが写っている写真を見出すことができませんでした。 http://www5a.biglobe.ne.jp/~t_miyama/f4utl.html の解説を見ますと、同機のそれは、引き上げていたとしても尾部の切り裂き部分から見えると思いますし、 https://modelairplanemaker.com/2019/12/27/the-quick-and-dirty-guide-to-modelling-the-f4u-corsair-in-foreign-service/ の一番上の機体のように見えるかと思います。したがって、艦載機型ではないようようには見えますが、単に外してあるだけという可能性は否定できません。もっとも、 http://www.adf-serials.com.au/nz-serials/nzcorsair.htm の表には1946年にイギリスの軽空母グローリーで日本へ輸送されたものがあるようです。呉のようにイギリス連邦が占領した地域があるので、そちらに運び込まれたものだと思いますが、これが単なる輸送でしたら関係がありませんが、もし空母での運用も考えていたら、外していたものを装着したかもしれません。
     他に外観で分かる区別があるようでしたら、そちらでNZ F4Uで画像検索してみて下さい。
     
    hush

  2. hushさん回答有り難うございます。オスプレイの「F4Uコルセアエース」の中にある塗装図を見ると
    海兵隊使用機とRNZAF 使用機は着艦フックは描かれていませんし
    グッドイヤー製のFG-1Dの中には翼の折り畳み機構が無いのもあると言うし
    空母使用機とは違ってたかもしれません。
    因みにRNZAF が使用したコルセアの内訳はF4U-1Aと-1Dが364機FG-1Dが60機だそうです。
    これも余談ですが、英国海軍は第二次大戦が終了するや間髪を入れずに相当数のコルセアを廃棄処分にしたそうですが、RNZAF は戦後しばらくの間相当数のコルセア飛行隊を存続させたとあります。
    まさのり

  3. >2
     鄭重な御礼をいただき恐縮至極。
     イギリスが終了直後にF4Uを廃棄したのはレンド・リース法が失効したからでしょう。このため、1/10の低価格でしたが、購入する必要が生じたのですが、そういう兵器類より食料等の消費財が必要だったためでしょう。
     ニュー・ジーランドは余裕があったのでしょうね。
     
    hush

  4. 主翼折り畳み無しの陸上型はFG-1A のBu.No.13627-14591ですが、RNZAF には供与されていません。

    RNZAF のコルセアは着艦フックを外しているほか、殆どがソリッドタイヤではなく空気入りタイヤの尾輪でした。

    大戦終了時、10個飛行隊がコルセアを装備していましたが1945年末にはNo. 14 Sqn. を除いて全部隊が解隊されています。

    FG-1Dは戦後供与されたもので、No. 14 Sqn. のFG-1D 24機が英連邦占領軍の一員として1946年にHMSグローリーで岩国に陸揚げされその後1948年まで駐留していましたが、1948年10月に廃棄焼却されています。
    怪鳥

  5. 怪鳥さんフォローありがとうございます。確かインドシナ戦争でフランス軍が使用したF8Fベアキャットは、タイヤを変えなかった為大変だったと世傑に書いてありました。

    まさのり

  6. 手持ちの画像だと空気入りも結構使ってます。
    http://warbirds.sakura.ne.jp/BBS/gazo2/img/4726.jpg
    怪鳥


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