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ドイツが新しい「核攻撃機」をF-35ステルス戦闘機に変更 https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20220301-00280695 前々から不思議に思ってたのですが。 攻撃機からの核爆弾投下って何でこんな戦法をとるんでしょうか? 素人目には今から新規に配備するなら、核巡航ミサイルの方が、管理も楽だしパイロットの危険も無くて良さそうに思えます。 似非ハンター |
- ニュースの著者の方は「週刊オブイェクト」というブログを持っています。
更新が止まってますが過去記事は読めますので、サイト内検索で核兵器シェアリングの記事を探して色々勉強できると思います。
重要な一文を引用させてもらうと、
「自国自身が、自己の判断で、自国領土内で、攻め込んできた敵軍に、核攻撃を行う。」
これが核兵器シェアリングの本当の意味だそうです。
だから短射程兵器しか譲渡されないのだと。
またWikipedia英語版によれば、かつては中距離弾道ミサイルもシェアリング核兵器のひとつだったが、ソ連崩壊にともない航空機搭載の戦術核爆弾のみに縮小されたとあります。
超音速
- 核兵器シェアリングとはもともと冷戦時代に弾頭をアメリカが管理し、発射機をドイツ側が保有することで核兵器の過度の使用を防ぐことで、ワルシャワ条約機構統一軍の侵攻があった際に発生する西ドイツ国内での核兵器使用をドイツ側が許容できる程度に留めるというメリットを狙ったものです。
現在はこのような身を切る如き核兵器使用の見込みはありませんから、F-35の導入は核爆弾の投下手段を変更したのではなく、戦術攻撃機を最新のステルス機へとアップグレードした、と解釈するのが自然でしょう。核爆弾搭載はそこに付随する二義的なものです。
BUN
- ありがとうございます。
要は攻撃機の更新の一環ということなんですかね。
似非ハンター