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第二次大戦時のタイフーンやテンペストの顎ラジエーターは、前縁+胴体より空気抵抗が少なかったと見ましたが本当でしょうか?或いはスピットファイアのような配置よりも良かったのでしょうか? あとラジエーター関連で、ムスタングのラジエーター排出空気機構はノースアメリカン社の技師の発案?それともカーチス社のP40Qのデータによるもの? まさのり |
- ラジエーターについて、下記が参考になるかと。
https://wikijp.org/wiki/Meredith_effect
百九
- XP-40Qの開発が始まったのはP-51のデビューより後じゃないですか?
Uhu
- 前半の件、
ホーカー・トーネード試作1号機が胴体下のラジエーターだったのが、空気抵抗が大きかったので機首下に移動、タイフーンもそれに倣ったという経緯が元ネタだと思います。
ちなみにスピットファイアのラジエーターダクトはあまり理想的なものではないそうです。
ダクト長があまり長く取れないので拡散ダクトの設計が苦しく、境界層分離板もないため、Bf109F以降のそれには劣るようです。
後半の件、
P-51B/C型以降のラジエーターダクトはNACAの技術者の協力のもと設計されています。
メレディス効果については知っていて設計したわけではなく、完成して風洞テストしたら実機のほうがより高い性能が出てしまったが原因がわからず、調べた結果見つけたメレディス論文で説明がついたという事情のようです。
こちらで詳しくわかりやすく解説されております。
http://majo44.sakura.ne.jp/planes/P51/tytle.html
超音速
- 超音速さんありがとうございます。確かにラジエーターダクトの都合、ラジエーターはエンジンの近くが良いと見たことがあります。案外テンペストの本命は空冷エンジンのセントーラスエンジン搭載のテンペストIIかもしれませんね。
ムスタングのラジエーターはある意味偶然の産物だったのですね。
カーチス社の参考データってXP-46だったのですね。
まさのり