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ドイツ空軍のHe111爆撃機はH−4型で魚雷搭載能力を加えましたが、登載魚雷は2本になっています。積載重量上は2本登載可能ですが、実際の運用も2本同時攻撃、1本ずつの反復攻撃が行われていたのでしょうか? イタリアのSM79が魚雷2本登載可能ながら、雷撃時の運動性・操縦性等確保するため実際には魚雷1本登載で運用されることが多かったとの事実もあり、He111も「まったく実戦的ではないが2本積もうと思えば積めた」あたりが実状で、実際には魚雷1本の搭載で運用されることが多かったのではないでしょうか?? 備後ピート |
- 過去ログ
http://www.warbirds.sakura.ne.jp/ansqn/logs/A004/A0000880.html
超音速
- >実際には魚雷1本の搭載で運用されることが多かったのではないでしょうか??
世傑の掲載写真でシシリー島のI./KG26所属機があり、魚雷2本を搭載して出撃待機中というキャプションとなっています。
超音速
- 世傑Ju88パート1によると、単一目標に対し2本投下で、同時ではなく1本目のすぐあとに2本目が投下されるとのことです。
1本目が命中した破口に2本目が飛び込んできたという描写があります。
超音速
- He111の12機編隊が横陣に展開して各機二本の魚雷を一斉投下する戦術があり、「Golden Zange」と呼ばれています。魚雷二本の懸吊は二本を1パスで投下する戦術を第一に考えられています。
BUN
- 横から失礼します。
以前、似たような質問をしたことがありましたが、一機で複数の魚雷を同時投下する場合、並走する魚雷同士が引き合って途中で衝突する可能性については何らかの対策がされていたんでしょうか?
米軍の場合は大戦後期になると割と高い高度から投下することで敵艦の400mくらい手前に着水させる戦術が採用されて駛走距離が短くなっていたので、魚雷同士の衝突が発生する危険性を無視できるようになってたんじゃないかと後に思いつきましたが・・・・
おうる
- 前出世傑によると、独空軍の雷撃法は簡易照準器・計算機「TFSchuRe」を使って斜進角を求め手動で魚雷に入力する方法と、魚雷制御装置「ToKG」によって目標未来位置のための斜進角を自動的に算定、魚雷への入力および発射も自動で行なう方法があるそうです。
つまり斜進角は飛行中に入力でき、2本の魚雷に異なった斜進角も入力できるわけです。
したがって3.で紹介したように1隻の航行艦の同一個所に時間差で2本の魚雷が命中という事例も起きるということですね。
なお日本海軍機でも飛行中の斜進角入力ができたようです。丸メカの図面には九七艦攻に「魚雷斜進調整用孔」が、天山には「斜進角度調定装置」が描かれています。
後者は「廃止?」とも書かれているのであまり使われなかったのかもしれません。
超音速
- 超音速様、BUN様、おうる様、回答ありがとうございます。
同じ双発雷撃機でも航続力を重視し、一発必中を狙う日本の陸攻とは随分趣きが異なりますね。
広大な太平洋を舞台にする以上、そうでなければやっていけないわけですか。
備後ピート
- 日本海軍の大型陸上攻撃機も大型飛行艇も性能標準で要求されているのは魚雷2本の搭載です。
BUN
- >5 それは近距離から高速投下する航空魚雷について、水上艦艇から発射する魚雷の知識から推定した勘違いで、迷惑な話です。
BUN