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1765に関連しますが、戦闘機のレーダ−や地上の警戒レーダーに雲と同じようにほとんど動かない、しかも雲に比べて反射面積が著しく狭い気球が移るのでしょうか。移るとすれば、どの様な信号処理、S/Nの改善処理を行っているのでしょうか。 □ □ |
- 赤外線捜索追尾システムというものもあります。
hush
- 申し訳ありませんが、小生は赤外線を発生しない気球なので夜間に探知が不可能な赤外線捜索追尾システムでなく、レーダーについて質問しています。
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- 中国の偵察気球を撃墜したF-22は、ゴンドラにミサイルが当たらないように、気球と空の温度差まで探知できる赤外線探知追尾システムでロックオンしました。
F-24
- F-15のAPG-63の場合ですと、AUTOとMANUALの2つのモードがあるのですが、AUTOの場合、幾つかのパラメータを組み合わせて目標を探索しています。決してパルスドップラーのみを使用して目標を捜索している訳ではありません。
何故このように複数のパラメータを組み合わせているのかと言えば、ご想像の通り、一つのパラメータだけでは探知できない(見落としてしまう)可能性があるからです。例えば、MSIP以降のAPG-63では目標がビーム機動に入り、ドップラー成分が無くなったとしても、随時Pulce modeへ切り替えることによって目標を捉え続けるようになっています。
MANUALモードではLong Range Search、Pulse、Velocity Search、Short Range Search、Beaconといったモードがあり、パイロットの判断で手動で切り替えます。今回のように目標が予め分かっていれば、目標をルックアップで見るようにして手動でPulce modeを選択したかもしれません。
警戒管制レーダーの場合は分かりませんが、今回の目標を捉えるに当たり、特別にパラメータ設定を変えたとの話が伝わってますから、本来であればフィルターで振り落としてしまうようなエコーも捉えていたと考えます。その場合、ノイズ量も大幅に増加しますので信号処理量も膨大なものになりますが、他のフィルタも縦横に駆使して目標を識別していたと思われます。
つかだ
- 4> どうも有難う御座いました。
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- 3> 申し訳ありませんが、ゴンドラと気球本体の赤外線による識別への解答にはなっていないように思われますが。
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