1780 P-38ライトニングは、コックピット内の寒さ対策が不充分で、ガダルカナル戦線でのパイロットは身体が硬直してしまい、地上作業員に引っ張り出して貰った と言う話があります。片やP-51やP-47はエンジンが前にありその排熱のおかげで、かなり快適に過ごせたそうです。ボーファイターもすきま風が凄く、夜間戦闘機の搭乗員はモスキートに機種変更になって喜んだとか
第二次世界大戦時の双発戦闘機等では、コックピット内の寒さ対策は、厚着をするだけ?だったのでしょうか?
まさのり

  1. 単純に考えれば高高度による温度低下に対するパイロットの電熱服が考えられます。国によってバッテリー消費能力の差によって完成度も評価も様々ですが。

    双発戦闘機すべてではないですが、大戦後期の新型機には完全密閉式の与圧コクピットを備えたものが出現し、正常に機能すれば酸素マスクや電熱服無しで、つまり地上と同じ格好で十分に活動できたそうです。

    備後ピート

  2. 電熱服は、思うように身体が動かせないのでパイロットの評判は良くなかった
    と見たことが有ります。(笑)ドイツのMe110や日本の屠竜、月光の搭乗員は寒くなかったのでしょうかね。?
    まさのり

  3. こちらの手持ち書籍のいくつかでも、日本機では電熱服はほとんど使われなかったという話が確認できます。短時間なら大丈夫だったのでしょうか。

    成層圏を飛ぶJu86P/Rを迎撃するスピットファイアのパイロットはさすがに電熱服を着用したようです。

    世傑によると夜間戦闘機Ju88・Do217・He219ウーフーはそれぞれコクピット暖房がついています。

    超音速

  4. P-38 は右エンジンの排気を利用してコクピットの暖房をしています。

    PILOT TRAINING MANUAL FOR THE P-38 LIGHTNINGの16ページには以下の記述があります。
    COCKPIT HEAT
    Cockpit heat and warm air defrost the windshield are supplied by an intensifier tube connected to the right engine exhaust. The cockpit heat control is on the right windshield support.
    There is a heat outlet for your feet. Open and close it by the control on the floor under your right foot.
    Later P-38 series have cockpit heat controls on both windshield supports and heated flying suit plug and rheostat on the left side of the cockpit.

    また、P-61はPILOT TRAINING MANUAL FOR THE P-61 BLACK WIDOWの26ページに書いてある通り、燃焼式のヒーターを装備しています。
    P-61A's have four small gasoline heaters. The P-61B has only two such heaters but, fortunately, they are large and adequate. The heaters supply heat for windshield defroster, 20 mm cannon breech blocks and, incidentally, the crew members.
    怪鳥

  5. 超音速さん、怪鳥さんありがとうございます。P-38は余裕の無い設計の為、P-47やP-51のように置き換えられた印象です。
    まさのり


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