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現在の軍用機は電子器機の固まりですが、それに乗じてコンピューターウィルスや妨害電波或いは通信で戦闘用航空機・ドローン等を飛行不能、攻撃不能にするという研究はどこまで進んでるのでしょうか? まさのり |
- 無人機も電波が途絶すると自力飛行になったり、最初から自立飛行していたり、電波も周波数を変えたり、暗号化したりしていますが、絶対に妨害不能というわけでもないでしょう。
実際、イージス巡洋艦ヨークタウンでスマート・シップ実験中にコンピューターのトラブルで航行不能になりましたし、湾岸戦争の際にはアメリカがイラクのコンピューターにウィルス攻撃をかけて防空能力を減らしています。
電波妨害は日露戦争から行われていますし、ミサイルに対する電子戦は普通に行われているのですから、そういう意味ではかなり進んでいるでしょうし、それに対する対策も同様でしょう。
ただ、その進み具合を発表するような国はないでしょうから、真相は藪の中です。
hush
- そうですね。機密を漏らす国々は有りませんよね。航空機の操縦もフライバイワイヤー化されてる昨今、機関砲、対空ミサイル等使用せずに、電子戦専用機1機で多数の戦闘用航空機を航空機動不能、ミサイルや爆弾、機銃の発射・投下不能に出来れば効率良いなぁと思いました。
まさのり
- 2> 揚げ足をとる心算はありませんが、フライバイワイヤーは操縦士の飛行に関する指示や操作をリンク等の機械的手段でなく電気信号や光信号で伝えるものであり、外部からの電子的な妨害には直接の関係は無いのではありませんか。
UK
- 信号を出す機器と言うか制御するところは?現在の航空機って、例えば地上の管制塔から燃調コントロールやトリムのセッティングとか変更できないの?
まさのり
- >2
おそらく、物理的に墜とすほうが可能性が高いと思われます。
>3
失礼ながら、質問に「コンピューターウィルス」とあるのを失念されているように思われます。
hush
- 以前、空自のF-15の電装系に不具合が出たので調べたら、不具合が起こった同じ時間帯に付近でペトリ部隊が遠征訓練していたという話を不具合調査していた補給処の担当者から聞いたことがあります。F-15はデータバスとしてMIL-STD-1553Bの他にH009という古いデータバスも併用しており、これがノイズに弱かったという話があります。MIL-STD-1553Bは通信速度が遅いが比較的ノイズに強いという特性がありますが、最近主流(F-35等)のIEEE-1394なんかはどうなんでしょうね。
なお、小型UAVに対する電磁パルス兵器は本邦でも開発中です。小型化と電磁パルス耐性は相反するもので、小型UAVが意外と脅威にならないのは電磁パルス攻撃に比較的弱いという弱点があるからです。
つかだ
- つかださん、貴重な話ありがとうございます。
まさのり
- 飛行機じゃないけど現実に有るんですね。
https://sputniknews.jp/20230506/15911966.html
まさのり
- ロシア軍には「クラスハ」(1L269 Krasukha-2/4)という移動式地上配備型電子戦システムがあります。
シリア内戦でトルコのバイラクタル無人機を制御不能にして墜落させたり、AH-64アパッチを飛行停止に追い込んだりしたと伝えられます。
超音速