1788  装備かなとも思ったのですが、ここでお許しください。
帝国海軍の対潜爆弾と諸外国の航空爆雷の違いについて教えてください。
我が軍のは船体直撃も考慮している時限信管付き(水圧信管が上手く行かなかった)の爆弾と思います。
そして、英軍がサンダーランドとかから独潜に投下するのは「爆雷」という表現が多いです。ただ、和訳がおかしいのかもしれません。
 英軍は爆弾より炸薬量の多い「爆雷」を投下していて、それは我が対潜爆弾(陸用とかの代用も含め)とは異なるものでしょうか? そして我が海軍はそれを求めても叶わなかったのでしょうか。

 用語の定義ではなくて、物理的な違いと用法について教えていただければと思います。

 追加質問で申し訳ないですが終戦間際の8月7日、外地で憎き米潜を沈めてくれた軍偵の装備は海軍の6番対潜爆弾なのでしょうか? それとも他の弾種でしょうか?
 ほんとうに、よくやっつけてくれたと何回も何回も読み返しました。

4式射撃装置

  1.  アジア歴史資料センター、リファレンス・コードC08030730300の東印部隊戦闘詳報には特に爆弾の種類は記されていません。もっとも、他にも海軍機の攻撃も記されているので、これが(SS332)ブルヘッドの最期かどうかは不分明です。
     
    hush

  2. hush様 いつもありがとうございます。爆弾の種類については不明ですか。
    たしか、海軍機の戦果かもという話もありましたね。

    航空機用の爆雷って、そもそもあるんか? という気がしております。

    4式射撃装置

  3. >航空機用の爆雷って、そもそもあるんか?
     Airborne depth chargeとかAir dropped depth chargesで検索してもらったら出てきます。
     
    hush

  4. 海上自衛隊では対潜爆弾という名称で航空機用の爆雷を運用しています。
    観艦式で航空機から対潜爆弾を投下するデモンストレーションを行って
    いますし、1999年の能登半島沖不審船事件では海上自衛隊のP-3C
    Uhu

  5. が警告のために対潜爆弾を投下しています。

    (投稿が途中で切れました。すみません。)
    Uhu

  6.  旧日本海軍の場合、99式6番2号爆弾のように水圧感応式もあったようですが、信管の不調から火薬燃焼式信管に換装したと https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E8%88%AA%E7%A9%BA%E7%88%86%E5%BC%BE%E4%B8%80%E8%A6%A7 にあります。最大16秒の遅動信管とありますので、水面で信管が作動後は水上艦艇と同じくと所定の水深で爆発させていたのでしょう。
     ただ、「船体直撃も考慮している」ものもあったかどうかは存じません。
     
    hush

  7. hush様 ありがとうございます。長く離れておりました申し訳ありませんでした。
    depth chargeという言葉は知っていたのに、Airとか付けて検索することを怠ったのが恥ずかしい限りです。
    ざっと見ましたら、たくさんありますね。いかにも爆雷という形のものも。訳していろいろ読んでみます。

    Uhu様 ありがとうございます。 その対潜爆弾と、航空機用「爆雷」の違いに拘っております。

    今のところの小生が思っているのは、航空機用「爆雷」は最大限の炸薬を詰め込んだもので投下後の直撃は狙っていない(弾体が破損してしまう?)ではなかろうかと。
    そして、それは我が航空機用にはなかった。

    hush様の示された6番2号爆弾のところは食い入るように見たところです。
    弾体の工夫と炸薬を多くした爆弾と思えるのです。

    我が海軍は、何故に航空爆雷を作らなかったのか、利点がないのか必要なかったのか? うーむ。

    4式射撃装置

  8. 開発経緯などはそれぞれであっても、似た機能だったのではないでしょうか?質問者さんの拘りは信管と火薬かもしれませんが。

    米国のDepth bombも英国のAirborne depth chargeも25 feet程度の浅さにセットされているようです。航空機から投下してこの浅さなら、質量・形状による沈降速度の違いも大して影響ないのかもしれません。
    重量も500ポンド程度のものがあり、日本の250 Kg. depth bombと同程度かと思います。


    ・米国のDepth bombの例:
    https://media.defense.gov/2010/May/25/2001330266/-1/-1/0/AFD-100525-066.pdf
    --------
    The modified B–24 carried six 500-pound depth bombs; ・・・
    Depth bombs had shallow fuse settings, and when dropped on a submerging submarine, their blunt shape caused them to sink slowly and explode at a depth of about twenty-five feet.
    深度爆弾は信管の設定が浅く、潜水中の潜水艦に投下すると、鈍い形状のためゆっくりと沈み、水深約25フィートで爆発する。


    ・英国のAirborne depth chargeの例:
    http://www.navweaps.com/Weapons/WAMBR_ASW.php
    --------
    Mark VII Airborne DC
    Total Weight 450 lbs. (204 kg) (including fairings)
    Settings about 25 feet (7.6 m)


    ・日本の特殊な例ですが、2 x 60 Kg. depth bombの他に1 x 250 Kg. depth bombも使い分けられていたようですね。
    https://www.history.navy.mil/research/library/online-reading-room/title-list-alphabetically/w/war-damage-reports/submarine-report-vol1-war-damage-report-no58.html
    --------
    3-6. Only one small land-based "hunter-killer" air-surface group existed and even this was not organized until early 1945.3 The group covered the East China Sea between Formosa and Shanghai and was comprised of five surface ships (DE types) known as the 102nd Surface Squadron and about 20 Navy fighters (ZEKES) of the 934th Squadron,,,,Shanghai Air Force. These planes were equipped with both radar and magnetic airborne detectors. For routine patrol, the planes usually carried two 60 Kg. depth bombs and when sent out to attack a previously detected submarine carried one 250 Kg. depth bomb, although the 250 Kg. size depth bombs were also sometimes carried on patrol.


    ちなみに話題のChatGPTに『What type of WWII era Depth bomb fuse is used?
    日本語に訳して回答して。』と質問すると、以下の回答がありました。アメリカさんのは撃発機構ありらしいですね。信頼できる情報かどうかは裏をとらないと判断できませんが。
    --------
    第二次世界大戦時の爆雷の信管にはいくつかの種類がありました。主要なものとしては、以下のようなものがあります。

    Mark IX信管: これはアメリカ海軍が使用していた標準的な爆雷信管でした。これは撃発機構と水圧感応機構を備えており、水中で特定の圧力変化を感知して爆発を引き起こす仕組みでした。

    Type 25信管: これは日本海軍が使用していた主要な爆雷信管でした。Type 25信管は水圧感応機構を持ち、水中での深度に応じて爆発するように設計されていました。

    これらの信管は、水中での深度や水圧の変化を感知して爆発を引き起こすために使用されました。それぞれの信管は、それぞれの国の海軍によって開発され、使用されていました。

    太助

  9. 参考まで

    User
    What type of WWII era Depth bomb fuse is used?

    ChatGPT
    During World War II, several types of depth bomb fuses were used by different nations. One commonly used fuse during that era was the "Mark 9" depth bomb fuse, primarily employed by the United States Navy. The Mark 9 fuse was an impact-activated fuse that would detonate the depth charge upon contact with the target or the water. It featured a combination of a mechanical inertia system and a chemical delay train.

    Another widely used fuse was the British "Firing Pistol No. 35" depth bomb fuse. It was designed to be used with the British depth charges and was also impact-activated. The No. 35 fuse employed a hydrostatic pressure-sensitive mechanism, which triggered the detonation when the depth charge reached a predetermined depth underwater.

    It's important to note that there were various other depth bomb fuses used by different countries during World War II, each with its own design and functionality. The ones mentioned above were just a couple of examples from the United States and British arsenals.

    太助

  10. 太助様 詳しい回答をありがとうございます。
    信管と火薬というより、もっと単純に爆弾と爆雷の違いに疑問がありました。

    Depth bombという単語も出てきましたね。不慣れながらも訳してよく読んでみます。
    4式射撃装置

  11. >10
     https://www.deepl.com/ja/translator による8の3.6の和訳
    3-6. このグループはフォルモサと上海の間の東シナ海をカバーし、第 102 水上戦隊として知られる 5 隻の水上艦(DE 型)と、上海空軍第 934 戦隊の約 20 機の海軍戦闘機(ZEKES)で構成され ていた。これらの飛行機は、レーダーと磁気式空中探知機の両方を装備していました。日常の哨戒では、通常60Kgの深度爆弾を2個搭載し、事前に探知した潜水艦を攻撃するために出動するときは250Kgの深度爆弾を1個搭載したが、250Kgサイズの深度爆弾も哨戒時に搭載することがあった。
     念のため書いておくと、フォルモサは台湾です。
     
    hush

  12. こんにちは。
    自衛隊での用語です。ご参考になるか判りませんが。
    https://www.mod.go.jp/atla/nds/Y/Y0041.pdf
    3 0 0 9 対潜爆弾
    広義の意味の爆雷のうち,航空機から投下する爆雷。
    depth bomb

    (p.s. 8で撃発機構と書きましたが、着発信管のつもりです。。)

    太助


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