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連投すみません。アメリカ軍は太平洋戦役でB-26マローダーで陸攻みたいに雷撃をやらせています。 そもそもですがどういう意図があり、アメリカ軍はマローダーに雷撃を行ったのでしょうか?あとB-25、A-20に比べると操縦、運用が難しいマローダーに白羽の矢が刺さったのはどうしてでしょうか?単純に魚雷が搭載出来ただけ?でしょうか? まさのり |
- B-25にも雷装可能なタイプがあります。
B-25の雷装は、米陸軍では使われませんでしたが、海軍/海兵隊型のPBJでは実際に使用されました。
同じくA-20にも雷装できるタイプがあります。ソ連軍が実戦で雷撃を多用しました。
超音速
- 米陸軍航空隊は戦間期から沿岸防衛を理由に対艦攻撃能力をアピールしてきました。
有名なのが旧ドイツ戦艦オストフリースラント撃沈実験ですね。
対艦攻撃には魚雷が最適なのはわかっていましたが、陸海軍の仲が悪く、海軍から魚雷をもらえる当てもありませんでした。
海軍が開発していたノルデン照準器も入手困難な状況で、このためアピールと裏腹に機材が対艦攻撃に対応していない状況でした。
第二次大戦が勃発すると、英独両軍は双発爆撃機で対艦攻撃を行なっており、雷撃についても初期から英軍はボーフォートでやっていますし、ドイツ空軍もやや遅れてHe111で雷撃を行なっています。
これを背景として、米陸軍航空隊では明確な方針として、双発爆撃機の任務に対艦雷撃を加えています。
さすがに大戦勃発で陸海軍仲悪いとか言ってられず、協調する動きも始まり、魚雷入手の話もついたのか、1941年ごろ生産されたB-25やB-26は雷装可能な仕様になっています。
しかしご存知の通りミッドウェー海戦では雷撃の戦果はなく、陸軍の対艦攻撃はスキップボミングに転換することになりました。
超音速
- 超音速さん詳しい回答ありがとうございます。ボーフォートの戦闘機仕様がボーファイターでした。
調べると双発機の雷撃使用結構有ります。PQ船団に対するHe115とか まっ、これは双発の水上機ですが
余談ですが、私は魚雷が推進力の運動エネルギーと爆発によるエネルギーでダメージを与えてると思ってましたが、水中爆発よるバブルパルスでダメージを与えてたのですね。ただバブルパルスで戦艦や巡洋艦等の装甲を突き破れるの?という疑問が生じますが
まさのり
- >バブルパルスで戦艦や巡洋艦等の装甲を突き破れるの?という疑問
回転するスクリューにより発生する泡が表面で爆発する(キャビテーション)と、スクリュー表面が損壊する場合があるくらいです。
これは、水が大気よりはるかに密度が高いことに由来します。つまり、空中爆発の場合、主たる被害を与えるのは爆発物の破片ですが、水中爆発の場合は水という空気よりずっと重く固い物質がぶつかるのです。このため、水中爆発の威力は空中爆発の10倍以上の威力があると言われます。
実際、わずか30pの津波で大の大人が流されるというようなことがおきるのは、水の密度が高いためです。
もっとも、一番大きな威力を与えるのは、船底で爆発して龍骨をへし折った場合です。このため、その目的で開発された磁気信管や音響信管等はうまく爆発すると一撃で船を沈めてしまうことがあるのは、アメリカの飢餓作戦で日本の艦船の行動が封じ込められたことからも理解できます。
hush
- hushさんありがとうございます。英国爆撃機によるダム爆撃や朝鮮戦争においての魚雷によるダム攻撃。
この結果を見るとバブルパルスの威力の凄さがわかりました。
まさのり