1830 大戦後期の九九式襲撃機のプラモを作ろうと思っている(上面暗緑色ベタ塗、黄色翼前端識別帯有り)のですが、この際機体内部色は@古いプラモに有りがちな青竹色(ジンクロ)、A九九式軽爆や百式重爆と同じ暗灰青色、B大戦後期ということで、これはもう黄緑7号色、のいずれかでしょうか?それとも全く異なる色調でしょうか?マイナーな機体のため資料や画像が少なく困っているのですが…。
備後ピート

  1. 金属製の日本陸軍機に一般的な機体内面色は、「灰藍色」です。「灰藍色」というのは、「暗灰青色」のような戦後の造語ではなく、陸軍が規定していた色名であり、金属製の機体内面にこの色を上塗色として使うことも同じ規定されていました。


    青竹色と通称されたのは、ジンクロではありません。これは、海軍が規定したSDC(超ジュラルミン板材)用の機体内面色である「E4淡青色透明」と色名を規定された塗料です。本来は海軍機のためのものです。。

    「黄緑七号色」は、大戦後期に生産された機体に適用された塗料です。「いつ使われた機体なのか」ではなく、「いつ作られた機体なのか」により、この色を適用するべきか判断しなければならないものです。




  2. なお、その際「上面暗緑色ベタ塗、黄色翼前端識別帯有り」などの外面塗装、標識塗装は塗り替え可能なものですので、常に「いつ作られたのか」と結びつくわけではありません。



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