1842 第二次世界大戦時の双発〜4発機爆撃機の機長ですが
アメリカ軍は副操縦士が成るもの?それともパイロット?
副操縦士が居ないイギリス軍はパイロットが兼任?
それともパイロット以外が機長になるということもあったのでしょうか?
あと1機体につき乗員は固定だったのでしょうか?それとも任務ごとに1機体に乗員を揃えユニット化するという感じだったのでしょうか?
日本の三座艦攻では先任士官がなったみたいですが
まさのり

  1.  https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14236894814
     の説明を見ている限りでは、第2次大戦時の欧米の機体の機長は、操縦士であるようです。
     B29の場合、機体にエノラ・ゲイとかボックスカーというような固有名がついているように、通常、乗る機体が定まっていたようですが、長崎に原爆を投下した際にはボックスカーのボック機長はザ・グレート・アーティストのスウィニー機長と乗機を交換しています。
     
    hush

  2. レン・デイトン「戦闘機」に、ドイツ空軍爆撃機の機長について記述がありますので要約します。

    ・機長はパイロットではない乗員から任命される。
    ・ただし爆撃機の機長たる者は、操縦はもちろん航法・無線・機上射撃・爆撃照準まで一通りこなせる者でなくてはならない。したがって爆撃機の機長たちは操縦訓練だけで150時間余り受けていた。
    ・しかし戦争が始まると乗員の訓練期間が著しく簡略化。その結果1940年ごろには爆撃機の機長も操縦席についている場合がかなり増えた。

    超音速

  3. >2
     フォロー多謝。
     以前にも書いたのですが、ヨーロッパの場合、貴族制度があって操縦者を使うという文化があるので、操縦士以外が機長になりやすく、そういう制度が無かったアメリカ、ブラジル、フランスでは操縦士が機長となりやすいように思っています。
     しかし、ドイツは第2次大戦時までそういう文化を遺していたのですね。
     
    hush

  4. hushさん、超音速さん ありがとうございます。
    まさのり

  5. Ju88などの戦闘録を読むと、大戦中期以降はほとんどパイロットが機長のようです。
    ただ、ドイツ空軍は米英と違って下士官パイロットもいます。
    パイロットが下士官で、別の乗員が士官で機長という場合もあると思います。
    超音速

  6. >4
     鄭重な御礼ありがとうございます。

     最近は深刻な操縦士不足から、アメリカ陸軍でヘリコプターを准尉が操縦したり、海軍でも下士官パイロットを育成していたこともあります。
     旧日本海軍の場合は、イギリスの影響下にあったため下士官が操縦するケースがあり、兵卒の操縦士も多かったようです。
     旧日本陸軍の場合は伍長以上となりますが、海軍は4等航空兵(実戦部隊は2等航空兵以上)からとなり、多くの若者達が特攻等で亡くなっています。
     

    hush

  7. 帝国海軍では偵察員が機長を務め、操縦員が偵察員より先任の場合には操縦員が機長を務めたようです(下士官でも)。九六陸攻は機首銃座が有りませんが、有るタイプも試作され偵察員(機長)が銃手を兼ねましたが、指揮連絡上の不便から操縦員の後ろ席の配置に決まり、機首銃座は無くなりました。(アテネ書房 みつびし飛行機物語 松岡久光 P200〜P201)
    しかし3人乗りの銀河の機首銃座は偵察員ですね。

    >5
    英空軍にも下士官のパイロットはいたかと…
    マルタ島で戦ったバーリングは軍曹だった時期があります。
    ガス欠

  8. >7
     そういえば、チャック・イェーガーも整備兵からFlight officerとなっていますが、このFlight officerは准尉相当だと https://en.wikipedia.org/wiki/Flight_officer に書いてありますね。
     
    hush

  9. すみません。
    米英にも下士官パイロットが存在します。
    Sergeant pilotで検索できました。

    米陸海軍の場合、下士官パイロットは戦闘機には乗らないが、英空軍は下士官も戦闘機で戦いました。

    ドイツ空軍では職務に関係なく最高位の乗員が航空機の指揮を執り、英空軍では階級に関係なくパイロットが指揮を執るそうです。



    超音速


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