219 終戦後日本海軍の艦艇は賠償として引き渡されたり海没処分やスクラップになったり、一部は戦後も日本で使用されたりしていますよね。これらの振り分けには何か基準とかあったのでしょうか?

カト

  1. http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/013/0106/01304240106019a.html
    第013回国会 決算委員会 第19号 昭和二十七年四月二十四日(木曜日)
    において ↓ のように報告されてます
    『(前略)先ず最初に一九四六年(昭和二十一年)四月三十日附日本政府宛覚書SCAPIN第九一〇号「旧日本海軍艦艇の破壊について」によつて艦艇の解撤が指令された。指令の内容は、旧日本海軍所属の一切の海上艦艇のうち、占領軍によつて使用され、又は帰還輸送に従事しているもの以外の一切の駆逐艦以上の大型艦艇で、日本国内にあるもの及び容易に曳行し得るものについて、くず鉄化又はその他承認された方法によつて破壊されねばならぬこととなり、このことを条件としてこれらの艦艇は日本政府に返還されたのであります。次いで同年六月六日附SCAPIN第一〇〇二号で一切の残存潜水艦につき同様の処置をとるべき旨を指令されました。解撤を指令された艦艇は合計三〇二隻(五九九、七一一総トン)であります。』
    これによって潜水艦の大部分はS21年に海没処分されました
    S22年には戦勝国との賠償協議がまとまり、英米中ソ4ヵ国に対して賠償艦の分配が行なわれました(占領軍が接収を継続していたものか)
    配分は米が大物(長門・酒匂)を取った結果、排水量では突出しましたケド、隻数においては4ヵ国ほぼ同等で、「ソ」にとっておいしい結果となってます
    (WW1後の帝政独艦艇の配分は寄与度を勘案して英米日仏伊の順)
    戦後も本邦で使用されたモノは、終戦直後より掃海任務に指定されたり漁船に転用された小艇が殆どではないでしょうか
    詳しくはその内はっしゅ先生などが解説して呉れると思います
    駄レス国務長官

  2. >1.の訂正
    (WW1後の帝政独艦艇の配分は寄与度を勘案して英仏日米伊の順)

    駄レス国務長官

  3. 駄レス国務長官様回答ありがとうございました。
    カト


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