301 海上保安庁の巡視船には船橋前面が極端に傾斜したもの(はてるま型、ひだ型、あそ型)がありますが、これは何を目的としたものなのでしょうか?
Wikipediaの該当項目には「被弾経始について特に配慮した設計」などと書いてありますが本当なのでしょうか? 
韓国の違法操業漁船などが非常に高いマスト上にレーダーを装備していることに対応した、被探知性低減を目的としたもののように思われるのですが......
a

  1. なかなか回答がつきませんが・・・

    まず、海保の当該巡視船が、どの程度の装甲(というか、断片防御)を持つものなのか、調べてみることをお勧めします。
    「被弾経始」というのは、なんらかのソースがあってのことなのか、を含めて。
    形状から言って、「結果的に」被探知性低減効果がある、といのは言えるかもしれませんが・・・
    TOSHI!!

  2. 巡視船の装甲の話はまったく聞いたことがありませんね.
    たしか「しきしま」は船橋に分厚い防弾ガラスとおぼしきものを装備していることがマスコミ公開時に確認されていて、任務の性格上それなりの防弾装備もあるものと推測されているようですが(船橋部分は護衛艦よりも重防御?)
    それより小型の巡視船は北朝鮮工作船事件以降、敵(?)をアウトレンジする重武装化が進んでいるわけですが、防弾装備の情報は全然表には出てきませんね. ライナー内張等の弾片防御はしているのかもしれませんが........
    舷側に電光掲示板に備えている高速巡視船は相手と併走して停戦命令を出したり、警告・威嚇射撃をしたりする機会が多いはずなので、被弾経始を考えるなら船橋側面も傾斜させないと意味が無いと思うのです. 他に船橋を傾斜させる理由として、空気抵抗低減(大型タンカーも船橋を小型化する時代です)も考えれられるかもしれませんが、よく分かりません.
    とにかくずいぶん急な傾斜なので気になります.
    a

  3. 被弾経始というのは考えにくいと思います。そもそも被弾経始というのは戦車における概念であり、艦船においてはあまり聞きません。
    そもそも艦橋前面の防弾性はそこまで必要ないのではないでしょうか?工作船等が艦橋前面を射撃するとは思えません。普通に考えて機関部やブリッジ、武装等を狙うのでは?
    海保の船艇は商船構造であり、防弾についてはあまり考慮されていませんし。(核護送目的のしきしまは除く)

    艦橋前面のみという点で、ステルス性ということも考えにくい。(海自艦にも微妙なステルス処理はありますので言い切れませんが)

    つまるところ、高速航行のための空力的な設計であると思います。

    wivern


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