302 外国向けに建造されたものの諸事情で建造中止となり自国海軍の艦となったケースに関して質問です。
キッド級ミサイル駆逐艦(現・基隆級)や第一次世界大戦の戦艦カナダ(アルミランテ・ラトーレ)等の外国向けに起工したものの、結局は建造国が購入した場合、その購入費はどれくらいだったのでしょうか?(新規建造の場合の費用と比べて(安上がりになったりするのか)という意味でも知りたいのですが)

また、戦艦エリン(レジャディエ)や戦艦エジンコート(スルタン・オスマン1世)のように建造国が強制的に接収した場合も、以後の工事費用は建造国の負担だと思うのですが、こうした場合も新規建造と比べて費用的には嵩んだりするのでしょうか?
GUY

  1. カナダ(アルミランテ・ラトーレ)はWWI後の1920年に元値のおよそ4掛けでチリ(中立国)に売却されてますから英国が5年間で約6割分を減価償却したってコトですね
    イリン(レジャディエ)とエイジンコート(スルタン・オスマン1世)は相手(トルコ)が敵国ですから宣戦布告と同時に商取引は中断で戦後はとうぜん勝った方(英国)の持ち物になる(負けた方は賠償でぶん取られる)ってコトではないでしょうか
    駄レス国務長官

  2.  エリンは分かりませんが、エジンコートは竣工後にトルコ政府の未払い分(恐らく完工・引き渡し後に払う予定だった残額)を、英政府が肩代わりして造船所に払っています。その際の英政府の支払額は、トルコの購入金額の1/3以下ですから、安い買い物だったんじゃないでしょうか。

     キッド級については、1979年に米海軍が購入した時にほぼその建造費用全額を払った格好になっていますから、特に安くも何ともなっていません。
    大塚好古

  3. 回答有難うございます。
    素人目にはセコイ気もしますが、安価に戦力調達の方法を思い付く辺りは流石は英国だなと思いました(その分トルコを思い切り敵に回しちゃっていますが)
    GUY


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