324 米空母ミッドウェイの竣工時の搭載機数は、戦術的に有効に運用できる限度を超えていたそうですが、これは具体的にはどういう意味なのでしょうか?
戦後は太平洋戦争のような大規模な攻撃隊を編成することがなくなり、編隊が小規模になったため、指揮可能な編隊数の上限に対して搭載機数が過大になってしまったということでしょうか?
ご教授いただければ幸いです。
はちたろう

  1. アングルドデッキ採用前の航空母艦はどんなに大型化しても発艦あるいは着艦を1機ずつしか行えません。大型空母でも護衛空母でもこの点は同一ですから搭載機数が多ければ多いほど効率が悪くなります。
    そして発着の作業に合わせて飛行甲板上の機体を配列し直さねばなりませんが、搭載機数が多くなればなるほどこうした作業は困難なものになります。
    という訳で、問題は大きな基地に滑走路が一本しかない不便さにあったということで、戦術の変化や指揮能力とは関係がありません。
    BUN

  2. ご回答ありがとうございます。
    単純化すると単位時間あたりにさばける最大発着機数からくる制限ということになるでしょうか。
    アングルドデッキと広い飛行甲板があればこの制限は緩和されそうですね。
    甲板上の機体配置を考える士官は大変そうですが...
    はちたろう


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