336 いつもご教示頂きまして有難うございます。

朝鮮戦争にはアイオワ型戦艦やエセックス型航空母艦などが参戦しておりますが、SBC27A改装を受けた空母以外の対空兵装は、WW2終結時より20mm機銃を撤去した程度で特に変化はありません。
WW2末期よりジェット機や誘導爆弾、特攻戦術などの航空機関連の新兵器が出現しておりますが、それらは「従来の装備及び戦術で充分対応可能で、大した脅威ではない」と当時は判断されていたのでしょうか?

宜しくお願いいたします。
Ranchan

  1. この場合は、当時の北朝鮮軍がどの程度の対艦攻撃能力を持っていたのか(つまりどれくらい脅威であったか)を考えてみては、いかがでしょうか?
    KR

  2.  第二次世界大戦の教訓やジェット化の流れを受けて、防空体制の改善やジェット艦載機の配備が進められていましたが、朝鮮戦争が起こるまでは、ヨーロッパ方面の情勢が緊迫していたことから大西洋艦隊に優先して配備が優先されたため、太平洋艦隊は一部の艦で、防空体制改善が進んでいない状況で朝鮮戦争に突入することになりました。
     序盤は、エセックス型空母を中核とする機動部隊が空軍部隊の輸送がメインで敵制空権下で戦うことは少なかったこと、空軍戦力が拡充されたことで制空権を北朝鮮軍から奪うのに成功したため圧倒的な戦力差で海軍も戦うことが出来たこと、ジェット機の出現が遅かったこと(中国義勇軍の参戦でようやくMig‐15が出現)、誘導爆弾やジェット爆撃機が投入されなかったことから、個艦防空能力が不足していたことが問題にならずに済んだと思います。
     ちなみに、20mm機銃については、特攻攻撃に対する防空などで高速機や大型機に対するストッピングパワーの不足が明らかになったことから、戦後は撤去されると共に、40mm機関砲や3インチ両用砲へと置き換えられていきました。

    アッサム

  3. ご回答有難うございます。
    WW2終結から朝鮮戦争まで5年間の時間があったのに、主だった米艦艇に目立った防空兵器の改善が見られないのが疑問だったのです。

    艦船の防空能力は不足していたが、たまたま弱敵相手だったので目立つ問題とはならなかった・・・と理解致しました。有難うございます。
    朝鮮戦争当時の相手が北朝鮮軍ではなく、もっと軍備の充実した相手であったなら・・・米艦艇はどうなったんでしょうね?興味のあるところです。
    Ranchan

  4. お金がないってのもポイントかもしれません。
    alphabette


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