350 駆逐艦「雷」について、スラバヤ沖海戦前後の行動を記した戦闘詳報、または戦時日誌は公開されていますか。
公開されているなら、どこで閲覧できるかも教えてください。
アジ歴で、第五戦隊、第一および第四水雷戦隊の戦闘詳報は確認しましたが、雷と第六駆逐隊の行動についての記録は見付けることができませんでした。
ご存知の方がおられましたら、どうかよろしくお願い致します。
ゆきのん

  1. アジ歴の戦闘詳報・戦時日誌を雷、第六駆逐隊で検索して出てこなかったら、まず存在しないものとあきらめるしかありません。
    横鎮

  2. 横鎮様、早速のお答えありがとうございました。
    引き続き、ご存知の方よりのご教示をお待ちしております。
    ゆきのん

  3. 単に雷の行動を知りたいというのであれば、「駆逐艦行動調書」というのが、防衛研究所戦史研究センター(旧防衛研究所図書館)にあり、だれでも閲覧することはできます。電や響の調書もあります。




    横鎮

  4. 横鎮様、再度お答えくださりありがとうございました。
    行動調書にあたるのが確実のようですね。そちらを参照することに致します。

    なお、蘭印部隊第三護衛部隊の戦闘詳報からも、明確な記述をみつけることができませんでした。
    この時期、第六駆逐隊は足柄および妙高と行動を共にしていたのでしょうか、それとも由良と行動を共にしていたのでしょうか。
    ゆきのん

  5. >4
    第六駆逐隊といっても、雷電響暁が一緒に行動していたわけではありませんので、1艦ずつ見ていくしかありません。
    大雑把にいえば、雷は足柄の直衛、電は妙高の直衛、第六駆逐隊第1小隊(響、暁)が由良艦長の指揮する船団の護衛に当たっていたということになります。
    参考のために行動調書から抜粋してみました。


    2月18日0923ケンダリー着、1600出撃チモール作
        戦のため五戦隊の直衛に就く
      19日1920直衛を止めオンバイ水道に向かう
      22日スターリング湾入港
      23日出港 足柄の直衛配備
      24日2119主隊と合同〔主隊というのは蘭印部隊主
         隊のこと〕
      25日1945マカッサル入港
      26日出撃 スラバヤ作戦支援のため足柄の直衛配備 
      28日2033パンゼルマシン入港〔雷は足柄の直衛を
         離れ単独で行動したようである〕
    3月1日出撃、油槽船発見拿捕に向かうも放置す
      3日0700パンゼルマシン入港、俘虜を蒼鷹に引渡
        す、出港主隊と合同
      5日2300マカッサル入港


    1月29〜2月21日馬公、高雄にいた
    2月21日高雄出撃、妙高と共に作戦地に向け出撃
    (妙高は2月20日1400佐世保発、26日1740
    マカッサル着、27日0300同地発、スラバヤ沖に急航
    となっている)
      27日0715主隊と合同、1530敵艦隊スラバヤ
         沖に出現これにむかう、1830スラバヤ沖に
         急行す
      28日0512直衛配備につく、0820主隊と共に
         索敵す
    3月1日1230英巡エクゼター、英駆1、米駆1捕捉交
        戦、俘虜収容、パンゼルマシンに回航
      2日0943パンゼルマシン着補給、1717主隊と
        合同のため出港
      3日米駆ホーブの俘虜収容
      5日2300マカッサル入港
    (妙高5日1810マカッサル着)

    響、暁
    2月18日カムラン湾出港 対潜掃蕩、1251船団に合同
      20日2200船団と分離
      21日アナンバス入港、同地発、1950船団と合同
      27日主隊と分離、第四船団護衛パトロールに向かう
    3月1日0140パトロール進入、陸軍揚陸掩護
      5日パトロール沖発オロンガンポに向かう

    そういえば、雷艦長工藤俊作少佐の本が出ていましたね。「敵兵を救助せよ」でしたっけ。



    横鎮


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