400 こちらで始めて質問させていただきます。
最近空母加賀が81機から85機の艦載機を運用していたことを知りました。
そこで質問ですがもし正規大型航空母艦である翔鶴型航空母艦で81機から85機の艦載機を運用可能とした場合やはり大幅に基準排水量を増大させて格納庫を大型化しないと運用は、難しいのでしょうか?
shadow

  1. 加賀がそんなに積んでた時期って、いつでしたっけ?
    平山

  2. すいません。
    85機ではなく87機でした。
    81機運用は、真珠湾攻撃からセイロン沖海戦までです。
    87機運用は、ミッドウェー海戦だけです。
    shadow

  3. 真珠湾攻撃時    艦戦×21、艦爆、艦攻×各27、計75機
    R作戦〜南方作戦  艦戦、艦爆×各常用18、補用3、艦攻×常用27、補用3、計72機
    MI作戦       上記72機+六空艦戦12機、計84機

    という数字が巷間知られているものだと思いますが、よろしければ出所をご教示ください。
    平山

  4. サイトです。
    http://www.warbirds.jp/truth/ijn_cv.html

    もしかしてこのサイトの数字は、間違っていますか?
    shadow

  5. 間違っているなど、とんでもございません。
    実物を見たことはございませんが、おそらく航本が作成した搭載機数標準と思われますので、搭載能力としてそれだけあるのだと思われます。

    私は、実際の作戦でそれだけ積んでいたという史料があるのかと勘違いしておりました。現実には搭載機定数が定められておりますので、二復の定数に関する資料なども御覧になると良いかと思います。

    平山

  6. なお、蛇足ではございますが、『部隊編制及び航空機定数表』(昭和25年2月 第二復員局残務処理部)の17.1.1付〜17.3.1付の赤城の艦攻が33機で、加賀の艦攻が21機となっていますが、R作戦、ポートダーウィン空襲、チラチャップ空襲の赤城、加賀の行動調書を見ると、赤城艦攻隊は2個中隊18機編成、加賀艦攻隊は3個中隊27機編成なので、定数表の数字が間違って入れ替わっていると個人的に考えております。
    33機の内訳は、27機が常用とすると、補用は6機ということになりますが、17.4.1付以降は30機(補用3機)となっており、R作戦〜南方作戦終了まで、本当に補用機を6機積んでいたのかは謎です。
    平山

  7.  4.のデータを見ると、81機は常用のみ(補用は12機)の数値で、87機は常用と補用の合計値(常用63機、補用9機、零戦搭載余力15機)になっていますので、これらを並べるのは混乱の元ではないかと思います。
     なお同サイトに、翔鶴型の常用と補用の合計定数として84機(常用72機、補用12機)というのがありますので、特に何もしなくても80機台前半の艦上機を運用可能ということになります。
     また常用のみでは、同サイトに72機(零戦、彗星、天山の組み合わせですが)という数値があり、昭和18年夏頃の定数が75機(日本の航空母艦PG)となっていて80機台に届いていません。
     これらはいずれも自力発艦を前提にしていると思われますので、30%程度離艦距離を短くできるという発艦促進ロケットを使用したり、米空母の様な張り出し用の桁を増設すれば、80機程度の運用は出来たのでないかと個人的には思います(根拠無し)。
    T216

  8. >4.のデータを見ると、81機は常用のみ(補用は12機)の数値で、87機は常用と補用の合計値(常用63機、補用9機、零戦搭載余力15機)になっていますので、これらを並べるのは混乱の元ではないかと思います。

    すいません。
    そうですね。
    計算を間違えてました。
    加賀の最大運用機数は、81機ですね。

    >翔鶴型の常用と補用の合計定数として84機(常用72機、補用12機)というのがありますので、特に何もしなくても80機台前半の艦上機を運用可能ということになります。

    では、翔鶴型に補用機を含めず80機前半を運用可能にさせる場合やはり格納庫の拡大と基準排水量の大幅増大の大改装は避けられませんか?
    shadow

  9. > 8.
     7.にも書きましたが、実際に実戦配備直前までいった発艦促進ロケットを用いたり、米空母の様な張り出し用の桁を設けるまたは飛行甲板を延長する(翔鶴型の飛行甲板は艦の全長より15mも短いので。因みに加賀は艦の全長より飛行甲板の方が1m長く、翔鶴型より6m以上長い)といった工夫を行い、かつ搭載機が零戦、九九式艦爆または彗星、九七式艦攻または天山であれば、ほぼ原型のままでも80機台前半の運用は可能ではないかと思いますが、少々運用には無理があるかもしれません。
    T216

  10. 回答ありがとうございます。
    飛行甲板を延長するのは、技術的にはまったく難しくないですね。

    張り出し用の桁は、詳しい資料が見あたらなかったためできれば詳細情報をお願いします。
    shadow

  11. > 10.
     学研歴史群像シリーズNo.53「アメリカの空母」を見てください。
    T216

  12. ありがとうございます。

    結論として翔鶴型も無改造で張り出し用の桁の採用と飛行甲板を延長を行えば70機台後半もしかすれば80機台前半の運用は、可能になるということですね。
    shadow

  13.  マリアナ沖海戦時に77機積んだそうですから、70機台後半は可能です。
    T216


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