>1
　エセックスの格納庫は下記のURLに示すように、極めてシンプルなものです。
　https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8c/Design_plan_Essex.jpg
　そして、そのサイズは全長199.3m、全幅21.3mです。これにF6Fのみを縦列に駐機させた場合、この機の全長は10.24m、全幅は13.06mですが、主翼を折り畳んだ場合4.9mになりますので、19x4=76機収容可能となります。
　もちろん、ある程度のクリアランスは必要ですし、F6Fのみというのはあり得ません。そして、図面からも分かるように、格納庫は完全な長方形ではありませんし、昇降機や搭乗員用のスペースもあります。また、逆に格納庫の天井から吊り下げる、格納庫から舷側に張り出すという方法を使えば、格納可能な機数は増えるはずです。
　したがって、上記は非常に適当な数字なのですが、お示し戴いた格納庫51機、露天繋止50機というのを見たことはないものの、概ね妥当な数字であるように思われます。

>2
　その認識でいいのではないかと思うのですが、私のような素人が申しましても何の説得力もないように思います。ただ、それに加えて舷側昇降機の存在が、さらに露天繋止をしやすくしていると思っております。
　もっとも、軽量で、大幅な折り畳み機能を持ちえない零戦は別として(21型で12>11mに全幅を減少可能)、97式艦攻が15.52>7.3m、天山が14.89>7.19m、流星が14.40>8.30mと全幅を減少できることを考えると、もっと搭載できたようには思っております。
　したがって、日米の空母の搭載可能機数の大きな差は、格納庫甲板の形状の差に由来するものではないかと疑っております。というのは、
　http://www.alternatehistory.com/forum/threads/best-fleet-of-wwii.388590/page-11
　に、赤城と翔鶴の平面図が載っておりますが、これを見ると、格納庫が実に狭いからです。うち、赤城のものは格納甲板の一部が機械室になっていて、ちょっと違うんじゃないかと思うのですが、艦としての性能を重視する余りに、非常に複雑な形状になっております。
　BUN様の空母搭載機の真実を拝見しておりますと、露天繋止されるのは艦上爆撃機のみであります。このあたり、その他の機体は、露天繋止をしておくには機体の強靭性が足りないということを示唆しているようにも思うのですが、そのあたりは専門家に任せたいと思っております。
　なお、空母赤城の艦載機格納状況　http://d.hatena.ne.jp/ita/20140330/p1　という興味深いページがあり、このあたりも参考になるかと思います。

　長文、失礼いたしました。
　
hush

すみません、大変遅れましたがありがとうございます。

空母赤城の艦載機格納状況のサイトは質問前からすでに見ていたのですが、そのサイトはあくまで日本空母であり、米空母に関する格納図の関する記載が無かったので質問した次第です

https://en.wikipedia.org/wiki/Armoured_flight_deck
空母ベニントンが格納庫51機、飛行甲板に52機を搭載していたという記述があり、搭載機数の半数、それも50機も露天繋止していたようなんです
日本空母も露天繋止していたとはいえ、日米で露天繋止数の差に開きがありすぎる理由がよくわからないんです

天ヶ崎

>2
　出典を御教示戴きありがとうございました。
　アメリカ空母の格納図は見出せませんでしたが、格納庫の写真から判断する限りでは、飛行甲板に繋止しているのと同じように、シンプルなもののようです。
　日米のそこまでの差は、射出機以外には考えにくいですね。
　
hush