781 大鳳型などの飛行甲板装甲は一部のみですがミッドウェイ級は全面に張っているのでしょうか?
123456789

  1.  Naval Historical Centerが公開している資料の中に、ミッドウェー級の最終案であるE案の概略図が載っています。
     http://shipscribe.com/styles/S-511/images/s-file/s511-42.jpg
     これで見る限り、飛行甲板前後端部に装甲はないようです。
     
    hush

  2. こちらも全面ではないんですね。
    123456789

  3.  はい、全面ではないようです。
     http://www.warbirds.jp/ansq/2/B2000610.html
     上記にもありますように、飛行甲板全面に装甲を施した場合、かなりの重量増となります。そして、前後端部の重量増は、それを支える構造材の強化に直結しますので、さらに重量が増えます。つまり、艦の上部が重いトップ・ヘヴィーな状態になるわけです。その上、ミッドウェー級の場合、乾舷が小さいので、さらなる重量増は、開放式の格納庫と相まって、荒天時、搭載機への影響が悪化することになりますし、非常時の沈没の危険性が高まることになります。
     もちろん、飛行甲板前面を装甲にすれば、被爆しても発着艦が可能になるという部分もあるでしょうが、それも程度ものです。爆弾の直撃を受けても、すぐに飛行甲板が使用可能になるというのは、運が良い場合だけだと思うのです。むしろ、装甲飛行甲板の採用は、艦を沈みにくくするためであり、浮いていれば、修理可能であるという発想でしょう。そうした場合、飛行甲板全体を装甲で覆うことによる重量増加と比較して、一部にしておいたほうが有利であるという考えなのだろうと愚考致しております。
     
    hush

  4. まあ、この辺が装甲空母の限度なんですかね。
    ネット小説では甲板に320mmという恐るべき重装甲のやつもいましたが。
    123456789


Back