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ガスタービン艦の排気熱利用について。 ガスタービンはパワーウェイトレシオの高さ等のメリットから多数の艦艇に採用されていますが、燃費が悪く、排気が極めて高温と聞きます。護衛艦の動画を見ても、なるほど豪勢な陽炎が煙突から勢いよく立ち昇ってるなあと思います。そこで気になったのですが、この高温の排気を暖房や蒸留水の製造などに利用したりはしているのでしょうか?スラヴァ級みたいなコンバインドサイクルにするのは機構の複雑化というデメリットが上回って流行らないのは分かるのですが、あの熱エネルギーをそのまま捨ててしまうのはもったいないなあとも思ってしまいます。 ご教授いただけますと幸いに存じます。 An-325 |
- 排熱を空調等に使用することをコジェネレーションと呼ぶそうですが、自動車の暖房がそれです。ですから、寒いので停車中でも自動車のエンジンを掛け続けるということも起こるのですが、停船中の艦艇でそれを行うというのは、燃料の無駄です。それなら、暖房用の補機を装備したほうが現実的ではないでしょうか。
では、排熱を放置しておくだけでいいのかというと、艦艇の場合、熱探知されやすいという問題が生じます。ステルスということが重要なだけに、排熱についても減らしていく方向になるであろうと思っています。
hush
- 艦船用ガスタービンの排気は
1.まず「再生器」を通過する際に燃焼前の空気に熱の一部を与えてこれを更に加熱し燃費を節減する
2.「再生器」を通過した後に「排気ボイラー」に導かれ残りの熱で蒸気を発生させ艦内電力・給湯などをまかなう
3.しかる後に煙突より大気中に排出される
というのがこんにち一般的のようです
詳しくは「艦船 ガスタービン 排気」で検索
駄レス国務長官
- すいません。
hush
- 皆様、ご回答ありがとうございます。
駄レス国務長官様、ご教授ありがとうございます。
艦船用ガスタービンにも蒸気機関でいうところの節炭器にあたる機構があるのですね。勉強不足でした。
「排気ボイラー」とは「補助ボイラー」のことでしょうか?ガスタービン艦でも空調や炊事等に蒸気を用いるので搭載していると読んだ記憶があるのですが、熱源には特に記載がなくて、独立して燃料を焚くものではないという認識でよろしいでしょうか?
An-325
- >3.
どんまい
>4.
「排気ボイラー」の熱源は主機運転中はガスタービン排気で停止中はオイル焚きの両用と推測します
駄レス国務長官
- 駄レス国務長官様
停泊中も蒸気は要るでしょうから、それが合理的でしょうね。
ご回答ありがとうございました。
An-325