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空母赤城、加賀、信濃の舷側装甲は、当初計画の(厚い)装甲板を使ったのでしょうか、それとももっと薄いものにしたのでしょうか。できましたら、新規建造の空母(翔鶴、瑞鶴など)との比較もお願いいたします。 電気戦艦 |
- 空母は戦艦との砲戦は想定外ですが前衛部隊に随伴し敵巡洋艦との砲戦を想定してましたので甲巡並みの装甲防御を有してました
舷側帯甲の最厚部としては
赤城 5インチVC 12度傾斜
加賀 5インチVC 15度傾斜
蒼龍 140〜35mmNVNC(弾火薬庫/機関部と推定)
飛龍 140〜50mmNVNC(同)
翔鶴 127VC〜30mmNVNC(同)
大鳳 165〜55CNC(同)
信濃 260〜160mmNVNC(同)20度傾斜
駄レス国務長官
- 駄レス国務長官様 どうもありがとうございました。赤城、加賀は当初の約半分の厚さです。すでに装甲板が用意されていたなら、それらをもう一度加熱して、ロール圧延したのでしょうね。信濃の場合は、もとが厚いですから、かなりの厚みが残っています。
電気戦艦
- 赤城の装甲板は浸炭無しのNVNCやCNCではなく、浸炭有り表面硬化のVCのようですが、これら既に一回浸炭されている物は、もう一度加熱して、ロール圧延して使う事はできないのではないでしょうか・・・?(製鋼炉からやり直しになるのでは?)
どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら、お教えくださると幸いです。
Luna
- >>3
小生も『再圧延はムリだろう。しかし、できると思っている人がいても他人に迷惑がかかる項目でもないし、突っ込まないでいよう。』と考えていたんですが、、、再圧延したと記述してある書籍があるんですよ。
『海軍造船技術概要』の上巻232頁(航空母艦赤城)に『又舷側甲鈑は厚を減じたが之は既に巡洋戦艦として物が出来て居たので之を再圧延して使用した。再圧延したものを使用するに就ては亀ヶ首で射撃実験を行い耐弾力は新製甲鈑と差異の無いことを確認した。〜』とあります。
以前、『陽炎型は直流艦であるが、夕雲は交流艦である。』という記述があると質問し、それが誤記であると教示頂いた書です。
VCとは一言も書いてありませんが、たぶんVCなんでしょうね、、、。いくら実験したといっても、小生には凄いチャレンジャーに見えます。
太助
- 天城用として毘社に甲鉄1,900トンを発注してありましたが華府会議でどうなったか
本邦に到着してたとすればどの部位用で精練工程のどの段階だったか
また天城放棄後は赤城に転用されたはずとかイロイロ考えられますね
駄レス国務長官
- ロール圧延のための再加熱では、1200度近くまで温度が上がります。いっぽう表面硬化のための浸炭は、雰囲気温度1,000度手前です。ですから、再加熱で元の硬化部分は消えてしまうので、圧延後また浸炭作業をやればいいと思うのですが。ただしこれは高温により浸炭部分がチャラになるという憶測ですので、詳しいことを教えていただければ幸いです。
電気戦艦
- 焼入れ焼戻しと違って温度上げても侵撤した炭素は消えないんじゃないでしょうか
駄レス国務長官