1043 1037と同じレベルの質問で申し訳ありません

“仮に”大和型に大和型(例えば大和に武蔵)が丁字に突っ込んだら、どうなるんでしょう?
馬鹿馬鹿しい質問ではありますが、お教えいただければ幸いです。
小説書きA

  1. つ 「リッサ海戦」
    駄レス国務長官

  2. >1
    ?? 仮に大和の水線下に衝角をつければいけるということでしょうか?
    小説書きA

  3. DDG-62フィッツジェラルドの事故は記憶に新しいですね。
    超音速

  4. >1.より適切な例を思い出しました
    ミッドウェーで最上が三隈に丁字ならぬイ字で衝突し艦首がもげた史実を元に自身で敷衍してみてください
    駄レス国務長官

  5.  重巡洋艦最上が2度衝突事故を起こしていますが、最上は大和級とほぼ同時期ですので、このあたりが参考になるのではと思います。
     
    hush

  6.  ごめんなさい、かぶりました。
     
    hush

  7. >6.
    どんまい
    駄レス国務長官

  8. >3
    >4
    >5

    ご回答ありがとうございます! 最上は二度も衝突したんですね。ツイてない……
    確かに最上と三隈であれば同型艦ですから、大和型に近いですね

    流石に沈んだりはしませんか……
    小説書きA

  9. >7
     どうも

     大和級の場合は20-30kmから発射された46cm砲弾に耐えられる装甲を有しています。
     距離20kmの場合、522m/sで落下するそうですが、46cm砲弾の重量は1460kgです。
     そして、運動エネルギーは1/2x質量x速度の2乗で求めることができます。
     https://calculator.jp/science/kinetic-energy/
     計算は嫌いなので、上記のサイトに質量と速度を入力すると1億9891万3320Jと出てきます。
     一方、大和の重量を7万tとし、停止している武蔵に10km/hで衝突した場合は2億7006万2000Jとなります。20km/hの場合はその4倍、全速27ノットは50km/hですの10km/hの25倍となります。
     もちろん、他にもいろいろなファクターがあろうかとは思いますが、このあたりも御参考にされてはと思います。
     もっとも、素人の上に、学校へ行ってませんので、間違っていたら御免なさい。
     
    hush

  10. >9
    ありがとうございます!
    計算上は耐えられないんでしょうかね……
    沈まなくても大破くらいはしそうな気が……


     ***

    全く関係ないんですが「前盾nミリ」などの「前盾」ってなんて読むんですか?
    小説書きA

  11. >9 装甲板の性能はこの場合アテにならないでしょう。

     同じ量の運動エネルギーでも、速度や接触する面積が違えば伝わり方が違ってきます。圧力と衝撃力は同じ伝わり方をするわけではありません。

     同じ人物が体重を乗せて片手を突き出して攻撃するとして、その手に持っているのが剣であれば相手を突き刺す事になるでしょうが、持っているのが盾ならば相手を突き飛ばす事になります。前者は盾なり鎧なりで防ぐ事が出来るかもしれませんが、後者は盾や鎧じゃ防げません。

     今回の質問の話も同じで、いくら装甲板が耐えても装甲板ごと押す力が加わることになるので、この場合は装甲板を支える構造体(つまり船体そのもの)の強度の問題になります。装甲が耐えても装甲に加わる力を構造体が支えきれなければ、構造体は変形または破壊されます。

     計算したりしたわけじゃありませんが、船の構造がそんなに強いとは思いませんので、衝突した部分の装甲板がまるごとめり込んで船体が破壊されると思います。
    おうる

  12. >11
     もちろん、そうです。ですから、いろいろなファクターがと書き添えたわけです。
     ま、9は数字遊びのようなところがあって、衝突した場合にはとんでもない力がかかるんですよということをお伝えしたかっただけです。
    >10
     多分、大和が全速でTボーン・クラッシュしたら、武蔵といえども船体両断となると思いますが、実際にそのようなことが起こりえるかというと、難しいでしょう。両艦ともに退避行動を取るでしょうし、減速もするからです。
     ただ、小説というのは、ありえない状況をも作り出せるわけですから、たとえば、武蔵が行動不能になっており、煙幕の中から突然大和が直角に交差するコースで出現したなんていう想定もできるわけです。
     そうした場合、どういうドラマが進行するかというのは、想像力だけではなく、知識がないとシュミレートもできないわけです。
     その知識の一つとして、運動エネルギーとしてはこうですよということです。
     if戦記の類は大嫌いですが、小説は好きです。ですから、大和の横っ腹に武蔵が衝突するとどうなるんだという話は読んでみたいです。
     もっとも、ここはそういう場ではないので、別のところでとなりますが。
     
     前盾は、「ぜんじゅん」以外に読みようがないと思っていましたが、甲板を「こうはん」と読ます旧日本海軍のことですから、たとえば、「まえたて」と読ますなんてことはないだろうなと思って調べてみました。しかし、
    桜と錨氏が資料展示室に置かれている「海軍用語」にも記載はなく、手許の日本国語大辞典(第1版)にも載っていませんでした。ネットで見ますと、服飾や鎧、仏像関係で出てきますが、多分、これは前立てのことで、医学や、ここで問題となっている砲塔のそれは、音読みするのだと思っております。
     そんなの常識でしょと思っていること(御免なさい)を、正面きって聞かれると、かえって新鮮なものですね。
     
    hush

  13. >12
    やはり両断しますか……
    皆様、ご回答ありがとうございます。
    参考に、書いていきたいと思います。
    小説書きA

  14. クルマに例えると判り易いかも
    大和型のバイタルパート(シタデル)をクルマの居室部分、艦首非装甲部分をクラッシャブルゾーンとします
    んで突っ込む側はクラッシャブルゾーンが潰れて衝撃を吸収するが居室部分は何とか守られる(艦首沈下しつつも浮いてる)
    いっぽう側面に衝突される側は居室部分が相応に変形圧迫されてくの字に曲がる(相応の浸水を惹起し最悪はV字に折れ曲がって沈没)
    衝突される部位が中央を外れて非装甲部分とシタデルの境界部分だと構造不連続()のため千切れるとか・・・
    駄レス国務長官

  15. 時期遅れで申し訳ありません。また、あまりにも仮想的な質問に回答するのも気が引けますが、小生の見解は、以下の通りです。
    砲弾の命中と異なり、精々27.5ノットと低速なので、衝突された方も衝突してきた艦の反対側に動き、これによりかなりのエネルギーが吸収されます。このため、分断はしません。
    もう、金属や船舶関連の仕事から40年以上離れているため、最新の研究結果は知りませんが、船舶、特にタンカーやガスキャリアーの設計に際してはこれらの事項を考慮した安全基準が定められ、それにより設計、建造がなされています。従って、それらの事項、規則(NKやUSCG)、さらにはそれらの前提となった研究論文や事故を参照されてはどうでしょうか。

    UK

  16.  大和級のの球状船首が実質的に衝角(ラム)になっていることが最重要と思います。確かに船首先端が最初に接触しますが、上部舷側装甲より上の部分で深刻な被害はないでしょう。次の瞬間に球状船首部分がバルジ下部に当たります。この部分の外板厚みは18から16mmくらいでフレーム間隔は1mですので大した抵抗はないと思うのです。ただしフレームを挟んで外板が二重になっていると抵抗力は増えるでしょう。それでもしおおきな孔が空いたとして、そこで止まれば良いのですが、さらに船首が前進し、下部舷側装甲に達した時どのようになるかです。下部舷側装甲自体が薄くなっているし、それを支える船体が頼りになりません。本来ならフレーム(肋骨)は連続している筈ですが、なぜか上下に切断し、ブラケットで接合するという見ただけで危うそうな構造です。球状船首があたったとき、フレームの曲げはブラケットを繋ぐリベットの引っ張りで受け持つことになりますが、うまい方法ではありません(リベっとは本来剪断力で抵抗するものです)。ここが壊れると深刻な事態になるでしょう。
     現代の球状船首の設計では、もし当たってもできるだけ相手にダメッジを与えなくすることが目標のようです。例えて言えば、提灯の蛇腹みたいなのがよく、こうもりがさのようなものは駄目なのですね。
    電気戦艦

  17. 2万重量トンコンテナ船に衝突された4万5千重量トンタンカー
    https://www.afpbb.com/articles/-/2570348?pid=3777294
    コンテナ船の速力は最大15.6ノットとのコト
    駄レス国務長官

  18.  残念ながら、皆様のような知識は持ち合わせていません。したがって、実例をもって考えることにします。
     一番近いと思われるのは、ミッドウェー海戦時の最上と三隈の衝突事故です。この事故では、最上が三隈の船体中央部に衝突しており、直前の速力は大和の最大速度に近い28ノットでした。ただ、後方から、互いに退避しようとする中で起きた事故ですから、相対速度としてはあまり大きくはありません。実際、突っ込まれた三隈の被害状況は、長さ20m幅2mほどの損傷を水線上に受けて船体が4度傾斜しただけです。一方、最上のほうは第1砲塔より前の艦首部分が半分ほどに圧縮されて左に曲がっています。そして、浸水もあったことから行動不能になっています。したがって、衝突した最上のほうが被害が大きかったことになります。三隈の水線下に衝突痕がなかったという点を考慮すると、最終的な衝突角度はかなり小さかったようです。
     では、Tボーン・クラッシュに近いものとなるのですが、まずは1037でも出ているキュラソーが28ノットで突っ走っていたクィーン・メアリーに突っ込まれたケースを考えてみます。この時、船体中央部に衝突されたキュラソーは船体を両断され、後部はそのまま沈没、前半部も数分後には沈没しています。これに対し、クィーン・メアリーは速度が落ちることもなく目的地に到達しており、その直後の写真でも、船首部水線下がやや後退しているぐらいで、すぐに兵員輸送に復帰しています。
     しかし、船体の大きさがかなり異なっていますので、もっと近いものをと思って、プリンツ・オイゲンが20ノットでライプチッヒに突っ込んだケースを考えてみました。この時は濃霧の中から現れたオイゲンがライプチッヒの中央部に突っ込んでいるので、ほとんど減速せずに衝突したのではないかと思われます。そして、上空から撮影した写真では、オイゲンの艦首はライプチッヒの船体をほぼ両断しているように見えます。しかし、10数時間後に両者を切り離した際の写真ではライプチッヒの上甲板の損壊は中心線までもいっていないようです。これに対し、オイゲンの艦首水線下部はかなり後方まで圧壊しています。
     もっとも、9で申しましたように運動エネルギーは速力の2乗に比例しますので、20ノットと27ノットでは2倍弱の違いがあります。とはいえ、巡洋艦の船体と大和級とでは装甲も違いますし、船体幅も大きく異なります。また、
    長官閣下の艦首部がクラッシャブル・ゾーンであるという御教示から考えると、ヴァイタル・パートである大和級の中央部に衝突した場合、御指摘のあった他のファクターもあって、船体の両断までは至らないかもしれません。しかし、かなり船体が食い込むことになりますし、慌てて引き離した場合は、破断面からの浸水がということになろうかと思います。また、艦首部に衝突した場合は、両断もありえるように思います。
     
    hush


Back