205  水中弾効果についての質問です。

 砲弾速度がある点以上になると浸徹が起こり、避弾経始が無効化されてしまいます。
 同じように砲弾速度があがると、やはり水中弾効果も無くなるのではなかろうか?と根拠もなく想像してしまうのですが、この想像は正しいですか?
 正しいとすれば水中弾効果が無くなる砲弾速度はどれくらいでしょうか?
おうる

  1. 想像は正しくないと思う。
    避弾経始が無効化される理論と水中弾効果が起こる理論は違うから。
    水中弾効果と言うのは、この効果が起こるための要素(砲弾速度、重量、形状、水面弾着角度など)があってこそ起こるのであって、砲弾速度のみでは計れ無い。
    はいどーも

  2. 「水中弾効果」という言葉をどの様な意味でお使いになっているのでしょうか?
    艦船ファン

  3.  水中弾効果は砲弾が着水後、より水平に近い弾道で直進して艦船の水線下に命中する現象として使っています。

     浸徹する速度の砲弾が避弾経始を考慮した装甲に斜めに命中した場合、装甲に食い込む方向に弾道が曲がり、それにより細長いAPSFDS弾が折れてしまう場合があるという話を聞いた事があります(質問を書き込んだ後に思い出しました。)
     水中弾効果とは全く逆の方向へ曲がるわけですから、確かに全く異なる原理が働いていると考えるべきですね。

     ありがとうございました。
    おうる

  4. >3.
    「水中弾効果」という言葉には正式な定義がありませんが、一般的には平頭弾の次の2つの現象についてその特殊性を表現したものです。
     1.水面で跳飛するかしないか
     2.水中に入った後の弾道
    特に断りなく単に水中弾効果といった場合には、通常は後者の水中弾道の方を意味します。 ただしこれは終末弾道における浸徹の問題とは何の関係もありません。
    また前者の場合は、弾道学上は地表面で弾丸が地中に潜るかそれとも跳ねるかの「跳飛」の問題と同様に取り扱われます。
    したがって、この2つの現象において
    >砲弾速度がある点以上になると浸徹が起こり、避弾経始が無効化されてしまいます。
    とは全く別の話しであり、何の関係もありません。
    艦船ファン


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