229 ドイツのWW2における突撃銃シリーズについての質問です。
MKb42がMKb42(H)に改修された際に付けられた着剣装置が、なぜMP43、MP44、 Stg44では外されたのでしょうか。
戦後〜現代に至るまで、今でも着剣機構がないアサルトライフルにはお目にかかったことがないです。
当時のドイツ軍は「突撃銃に銃剣必要無し」との判断を下したのでしょうか?
それとも実はStg44にもやろうと思えば着剣は可能なのでしょうか?
ブルーマックス

  1.  普通の小銃であるKar98Kからも着剣機能が省かれる時期ですから、省力化の一環では?
    SUDO

  2. SUDO様
    回答ありがとうございます。
    全小火器から着剣ラグが省かれた時期ということは、当時は現代以上に銃剣戦闘の有効さが低評価されていた上での最優先の省略化ということなのでしょうか?
    他国は戦中一貫して小銃には着剣ラグを装備していますよね。
    ブルーマックス

  3. お後が続かないみたいですね・・・・・・

    結論から申せば MP43,44、Stg44はマシンピストルであるので、マシンカービンに有る着剣ラグは除去しましたが・・・・

    MKb42・・・・MashinenKarabiner42 マシンカービン42
    MP43・・・・MashinenPistole43 マシンピストル43

    今昔マシンピストルには その形体や性格上、通常銃剣は備わりませんね。
    (英軍スターリングや帝国陸軍100式等備わる物が異端銃であります。)
    総統閣下に、これはマシンピストルであるという詭弁にて製作しているMP43に銃剣が装着出来てしまうのは
    用途違いを明かすも同然です。
    しかし1943年末に総統閣下公認でStg44に呼称変更した時にも、あえて着剣ラグは付けませんでした。
    又、同時期に開発配備されている自動小銃 Gew43(1944から配備)も小銃でありながら着剣ラグは有りません。
    (そのプロトタイプGew41は着剣ラグあり。)

    その理由は戦時省力化というより、もうこの頃(欧州戦争数年経過)になると独陸軍は BAYONET FIGHTING(銃剣格闘)に
    重きをおかなくなり 軍から銃メーカーに出す要求仕様書に着剣ラグは表記されなくなっています。
    実は MKb42の要求内容(1940年前後に書かれた)にも、着剣ラグは表記されていませんので、
    MKb42試作品には当然有りません。
    部隊試験運用の為に10000〜15000挺程? 試量産した物には急遽着剣ラグを付けています。
    私的には FG42 が着剣ラグを仕様書で要求している最後の銃だと思っております。 これの要求元は空軍ですが!!

    さて、下記は BAYONET FIGHTINGに詳しい方の短文(電子ブック)の抜粋みたいですが、
    WW2ドイツ陸軍は教本から銃剣格闘術に関する項目を除き銃剣トレーニングを実施しなかった、
    その結果 白兵戦は散々な事に・・・・と書かれております。 

      ttp://www.quikmaneuvers.com/bayonets_and_blood.html

    "However, no bayonet training took place in the German Army in World War II.
    Even though bayonets could be fixed to rifles, the system describing how to combat bayonet fight had been removed from the manuals.
    That training failure resulted in many unnecessary losses to the Germans."

    ↑これは ある研究家のひとつの意見程度にしておきましょう。

    回答をまとめれば、""WW2ドイツ陸軍は戦争中盤より、BAYONET FIGHTINGを疎かにし着剣ラグを除外した。""
    であります。 この良悪判断は本件質問の回答外です。


    以上 長文 爆弾発言でありました。
    GPGKFZS@4G

  4. >3.↑駄文の回答者は私です。文字返還ミスしました。


    軌跡の発動機?誉

  5. 軌跡の発動機?誉様
    回答ありがとうございます。
    確かにMPという名目で作っている銃に着剣機構が備わるのはおかしいですね。
    突撃銃というお墨付きが与えられてからも着剣ラグが無いことには疑問だったのですが、回答中の引用ではっきりとわかりました。
    即ち、ドイツ軍は戦中あまり白兵戦闘というものを重視していなかった、そのおかげで少なからない損失があったということですか。
    この疑問は以下のサイトの質問及び写真
    http://forum.axishistory.com/viewtopic.php?f=71&t=129398
    から出たものなのですが、皆さんのおかげで頭の中がすっきりしました。

    個人的にはStg44には銃剣をつけてほしかったです(実用性ならび格好的に)。
    ブルーマックス

  6. 追記です。
    上記に挙げたサイトにもこのような一文が載っていました。

    The Germans realised that in the style of warfare they were engageing in the bayonet was mostly useless that's why you'll notice that the G.43 doesn't have a bayonet lug either.

    なぜドイツが銃剣戦闘に無頓着だったのかは疑問です。
    ブルーマックス


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