264 旧日本軍の250キロあるいは500キロ爆弾の空気抵抗係数をお教えください。
同程度の現代の自由落下爆弾の空気抵抗係数でも結構です。
ほんとうは、高度3000mから投下した爆弾の最終速度が知りたいのです。
真空中なら870km/h(240m/s)程度と思います。
竹松

  1. まず、このあたりを立ち読みでもされたら・・・

    日本海軍の爆弾―大西瀧治郎の合理主義精神 (光人社NF文庫) [文庫]
    兵頭 二十八 (著)

    出版社: 光人社 (2010/11)
    ISBN-10: 4769826648
    ISBN-13: 978-4769826644
    発売日: 2010/11

    疑問の答えがあるか否かは知りません。身銭を切って可能性のありそうな所を探す努力をしないと、回答は得られませんよ。
    TOSHI!!

  2.  例えば、Mk82 terminal velocity でググってみると沢山ヒットして、リストの最初に出て来るPDFファイルの6ページに設計終端速度が400ft/secで、高抵抗フィンを付けて238ft/secと出てきます。結構遅いですね。
    「む」

  3. TOSHI!!様、「む」様、ありがとうございました。
    水平爆撃の爆弾と特攻機について、着弾時の速度にどの程度の差があるのか、
    航空機そのままでは貫徹力のうえでちょっと遅いのではないかと感じていまして質問をしました。
    投下高度から母機は安全と思えるのに、普通爆弾(自由落下)も意外に遅いのですね。
    竹松

  4. 1.で紹介されている本には質問の答は載っていないと思います。
    (無責任なお説教付きの紹介は迷惑がかかります。)



    九九式八〇〇キロ徹甲爆弾の貫徹力実験成績表

    投下高度 2600m 機速 136ノット 撃速 229m/s
         2228m    135ノット    216m/s
         2400m    137ノット    223m/s

    二式八〇〇キロ徹甲弾の貫通力実験成績表

    投下高度 2600m 撃速 228m/s 



    また、当サイトの別館にこのような内容もあります。


    http://www.warbirds.jp/truth/illustrious.html


    九九式25番
     
    水平爆撃 機速140ノット
    均衡高度(注2) 1300m 落角約70度
    確実貫徹高度 1700m 均衡撃速220/秒 余裕を加味す
     
    降下爆撃 降下角度 機速240ノット
    均衡高度 700m 落下角70度
    確実貫徹高度 1100m 均衡撃速220m 余裕を加味す
     
     
    五〇番通二型
     
    水平爆撃 機速140ノット
    均衡高度 800m 落角約65度(1800m?誤記?)
    確実貫徹高度 1100m 均衡撃速220m/秒 余裕を加味す
     
    降下爆撃 降下角度60度 機速250ノット
    均衡高度 200m 落下角65度
    確実貫徹高度 400m以上 均衡撃速120m(?)余裕を加味す



    BUN

  5.  私の上記PDFファイルは、Mk82用のブレーキ用風船の性能データでした。ご迷惑おかけしました。
     Mk82の終端速度は分からず、789ft/secでの試験結果が見つかっただけ。また、アメリカの1600ポンドAP爆弾の終端速度が270m/sということでした。
    「む」

  6. >4.
    一応、当該書はチェックしてあります。確かに回答になってない、と言えばその通りですね。
    でも、質問者の方に考えて欲しかったのは、衡撃速が問題(というか性能緒言)になるのは、徹甲爆弾くらい、ということです。
    海軍機の場合、用兵上、「通常爆弾」というのが既に耐艦攻撃用を意味します。飛行場攻撃爆弾、という言い方がある位ですから。
    陸軍機の場合は、あくまで地表での人馬殺傷が爆撃の主目的で、撃速が問題になるのは、ブ厚いベトンの要塞攻撃用の「特殊爆弾」のみです。

    質問された方の意図がドコにあるのか? で答え方が変わると思いました。勿論、降爆の加速の有無も関係しますし、そのあたりを明確にして
    再質問を期待しました。


    TOSHI!!

  7. ある歴史の会で特攻の講演がある予定で、急ぎ予習のつもりでした。
    高度3,000mからの水平爆撃の爆弾の最終速度に対して、プロペラ機(たとえば九九式軽爆)の
    突入速度は遅いのではないかとの浅はかな予断で質問をいたしました。
    もちろん、軽巡洋艦・駆逐艦程度の相手なら問題はなかったのでしょうが。
    重さ(二十五番・五十番等)と空気抵抗係数(Cd値)が分かれば、ある高度からの爆弾の最終速度が計算できて、自分なりの答えが導き出せると。
    >4 BUN様
    詳しいデータを有難うございます。
    データにより徹甲爆弾は、姿勢制御用の部品以外、限りなくCd値がゼロに近く設計されていることが分かりました。
    >5「む」様
    有難うございます。789ft/secや270m/sというのも、おそらく空気抵抗と重力加速度が
    平衡した数値なのでしょうね。
    >TOSHI!!様
    予断を排して、もう少し詳しく質問をすべきでした。お許しください。
    飛行場攻撃爆弾には>地表での人馬殺傷・・・以外に、「デュランダル(突入時250m/s)」なども存じ上げてはおりました。
    ともあれ、TOSHI!!様のご職業が本屋さんではなさそうで安心いたしました。
    竹松

  8. >6
    陸軍だから撃速を問題としないなどという適当な話はありません。
    撃速は自由落下の爆弾では大きく変更できませんから陸海軍とも弾種には関係ないのです。
    問題は当てる相手に対して弾体が破壊せずに貫通するかしないかといった爆弾本体に関するものです。海軍の陸用爆弾と通常爆弾の違いもここにあります。
    そして陸軍用の爆弾もまた、弾頭信管のものと弾頭と弾底に両方持つものがあり、基本的に海軍爆弾と変わりません。
    BUN


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